富山県 三笑楽 山廃純米 備前雄町~新たな精米技術へのチャレンジ~

みなさまこんばんは。週の半ば水曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域では、やや暑さを感じさせる日差しが降り注いでいました。連休も終わり仕事も本格始動してきた感じでしょうか。

さて、そんな水曜の夜に頂いている一本がこちら

「三笑楽 山廃純米 直汲み生原酒 備前雄町」です。三笑楽の直汲み生原酒は今年の3月に頂いています。たまたま立ち寄った近場の酒屋さんに置いてあったので、これ美味しかったんだよなぁ。と手に取り持ち帰ったところ、この直汲みは前回とは酒米違いの備前雄町の直汲み生原酒でした。

ちなみに前回飲んだ山廃純米がこれ↓

今回頂く備前雄町の直汲みのラベル方が文字や松の絵柄?が薄い感じですね。

前回頂いた三笑楽は「富山県なんと産山田錦100%」に対し、今回は「岡山県産備前雄町全量使用」の真吟精米となっています。真吟精米?ってあまり聞き慣れなかったのでちょっと探ってみると、伊勢五本店さんのブログ

真吟精米。いわゆる扁平米で、近年精米機メーカーのサタケがブランド化を試みている新しい精米技術です。
真吟精米は玄米の形を保ったままお米を削る為、タンパク質が少なく、ミネラルの多い白米となります。
真吟精米の白米で醸せば、飲み続けられる旨口のお酒になるのでは?という事で、今年の山廃純米雄町70%精米でチャレンジしてみました。
とありました。

新しい精米技術でのチャレンジ酒。こりゃどんな味わいになっているか楽しみですね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとソーダやラムネのような爽やかさ。口に含むと柔らかな口当たりからフレッシュな酸味に滑らかな甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味でやや長めにキレていきます。一杯目フレッシュで爽やかですね。うーん!この味わいのニュアンスはどことなく、「風の森 雄町80」あたりに近しい印象を受けますね。風の森よりも旨味濃い感じですね。あ~でもこの酸味。風の森のようなプチプチとしたガス感ではなく、やはり山廃仕込みの優しくスーッと広がる酸味が程よく膨らむ旨味と一体感を奏でるバランス感。いやぁやはり美味しいですねぇ。2~3杯飲み進めていくと、香りは巨峰やマスカットのような爽やかさ。口に含むと、スッと軽快な口当たりから心地よい酸味と共に繊細に膨らむ甘旨味。余韻は優しさ伴う苦酸味でやや長めにキレていきます。

本日はカツオのお刺身と頂きます。

あぁ~!こりゃ参った合いますね!今日は何も考えずにこのカツオのお刺身をスーパーで選び、何となく冷蔵庫にあったこの三笑楽を開けたのですが、まさかここまでカツオのお刺身と合うとは思ってもみませんでした(笑)

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三笑楽 山廃純米 直汲み生原酒 備前雄町

原材料名 : 米(国産)、米こうじ(国産米)

岡山県産雄町全量使用(真吟精米)

精米歩合 : 70%

アルコール分 : 18%

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ヤバい。こりゃヤバいすっね。アルコール分18%とは思えないこのフレッシュな爽やかさの飲み心地の良さと山廃純米の飲み応えのバランス感。ここ最近ちょいちょい人気が出てきている三笑楽。この備前雄町の前にリリースされた純米の赤ラベルの4合瓶はけっこう早い段階でソールドアウトしてしまい私は結局購入できずじまいでした。まぁこのクオリティなら日本酒に強い居酒屋さんや飲食店さんだけでなく、それなりに日本酒を飲んでいる層ならば手に取る人も多いのではないかという味わい。今後も期待したいお酒ですね。

どうもごちそうさまでした。