2024年印象に残ったお酒たち
みなさまこんばんは。
早いのもので今年も残すところあと僅かですね。せっかくなので今年も1年の振り返りをしてみたいと思います。
まずは1月。今年の1月は年明けから能登の地震に羽田の事故と大変な年明けでしたね。そんな1月は手取川の白寿と武勇のにごりですかね。どうしても而今や廣戸川がヒューチャーされがちですが、この2本はいいですね。記事にはしませんでしたが、先月今年の新酒の手取川の白寿を頂きましたが、やはり良かったですね。
2月は會津娘の雪がすみの郷と天狗舞の復興支援酒です。雪がすみの郷は初めて頂いたのですが上品ながらも慕情や哀愁を感じさせる味わいでした。天狗舞の復興支援酒は天狗舞の中でも若々しく爽やかな山廃の酸味が印象的でした。
3月はなんと言っても飛鳥井 美灯の新酒。ここれは本当に美味しかったですね~!それと黒龍のESHIKOTO、それに而今の千本錦生も良かったですね。
4月は津島屋の八反錦と十四代の上諸白 生酒ですね!十四代は言わずもがなですが、津島屋の八反錦はまるで花陽浴のような味わいで印象的でした。
5月は北島 みずかがみの生酒と天穏の齋香荒サケルですかね。北島は本当にいい造りをしますよね。天穏の齋香荒サケルはちょっと異端な味わいですが、十分印象に残る味わい。インパクト強かったですね~。
6月は十六代九郎右衛門の山廃純米と敷嶋の夏めくですかね。九郎右衛門の山廃はよかったですね~。あのクリアーなトロピカル感。敷嶋の夏酒もスッキリとバランス良く頂けました。
7月は香取の生原酒ですかね~。まぁ一部界隈で人気があるのも頷ける味わいですね。値段もリーズナブルですしハマる人はこれで十分になるかも。
8月は月不見の池 alternate take と燧ヶ岳 雪室貯蔵によこやまSilver ひやおろしですね。月不見の池は4年に1度のオリンピック記念酒的な位置づけですが旨かったですね~。よこやまのひやおろしは今年は良かったですね~。よこやまのひやおろしらしい旨味の乗ったジューシーさでした。
9月は真田六文銭の生酛ですね。こちらは山三が試験醸造的?に造ったようですが、通常の山三よりも好みな味わいでしたね。是非通常商品としてラインナップして頂きたいところ。
10月は亀泉 碧龍泉と木曽路 生酛 金紋錦ですね。亀泉の碧龍泉は華やか過ぎないバランス良さが良かったですね。2000円程度で箱入りってのも好印象でした。木曽路の生酛も旨かったですね~。まさにモダン生酛な味わい。
11月は今年ニューリリースの甍ですね。まぁ見かけたら手に取って。4合瓶で2600円というお値段にひるまず飲んでみて。デフレマインドを脱ぎ去って新たな価値へと踏み込んでみて。
12月は而今のにごりにえぞの誉ですかね。而今のにごりは毎年頂いていますがやはり魅力的な味わい。えぞの誉はお初でしたが旨かったですね~。900mlも入っているのにあっという間に飲み干せてしまう味わいでした。
もう辰年が終わるということで黒龍の八十八号をチビチビと飲みながら書いているのですが、本当に今年は色々ありましたね。特に政治面ではアメリカでのトランプ大統領の再選。日本では石破政権の発足と来年に向けて大きく世の中が変わる一端が始まったような感じです。今月には韓国のユン大統領が戒厳令を出したりと世界情勢が大きく揺らいだ年でしたね。
そんな年ですが、本日大晦日に時間を見つけ多摩の方まで足を伸ばしてきました。
年末の聖地。年末らしくお客さんで溢れていましたね。皆一様に、花陽浴を抱えていました。中には20代くらいの女性が花陽浴の一升瓶を見つけては嬉しそうに抱きかかえておりました。ほほえましいですね。そんな中私が信州亀齢のヘキサゴンを見つけ持ち歩いて店員さんと話をしていると、それ信州亀齢ですか?と話しかけてくる淑女がおり、今年日本酒の美味しさを知ってどうしても飲んでみたいとのことで譲ってほしいとのことでした。私は一度断ったのですが、色々考えたあげく譲ることにしました。信州亀齢はもちろん美味しいお酒ですが、絶対に飲みたいかと言えばどうだろう。今の私にはそこまで強い気持ちはない。むしろマイナーで、まだ見ぬ多くの人が知らない日本酒にしれっとリーチしていくことではないかと思う。また来年も魅力的なお酒に出会えますように。
今年も一年間どうもありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎え下さい。
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