島根県 誉池月 2018BY ひやおろし 純米 改良雄町 ~意外なスッキリ感~
みなさまこんばんは。猛暑も一段落し少しずつ秋に入りかけているような感じですが、いかがお過ごしでしょうか。今月に入り日本酒はさっそく秋酒の「ひやおろし」が出回っていますね。先日行った酒屋ではすでにひやおろしコーナーが設けられていました。
今回の一本はこちら
誉池月 2018BY ひやおろし 純米 改良雄町 60 です。
この日本酒はたまに行く酒屋さんで購入してきました。
誉池月は以前飲んだ「八反錦80あらばしり」以来ですね。
なんとなく最近飲んでいなかったことと、この「改良雄町」に惹かれて購入してみました。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すと香りは薄く爽やかな青リンゴのよう。口に含むとややトロリとした飲み口から爽やかさを感じさせる甘味と軽い熟成感のある旨味。余韻にピリリとする苦酸味が微弱に程よく続きます。なんとなく雄町っぽい甘さを感じさせますね。
2日目になると酸味がやや強くなった感じでよりスッキリシャープな味わいに。余韻の苦みがやや誇張されスッキリとした辛口な味わいにも感じられますかね。あまり一般的な雄町米の味わいは、感じられませんでした。
もしこの日本酒に何か食べ合わせるかとしたら、イカソーメンやヒラメのお刺身など、より淡泊なお刺身などと合わせたいかな、と思いました。
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誉池月 2018BY ひやおろし 純米 改良雄町 60
原料米 島根県 邑南町産 改良雄町 100%
酒米生産者 契約栽培農家 沼田 高志 (蔵人)
原料米 米(島根県産) 米麹(島根県産米)
精米歩合 麹米60% 掛米60%
アルコール度数 16.0度以上17.0度未満
日本酒度 +1.5度
酸度 1.8度
使用酵母 協会701号酵母
杜氏名 末田誠一(蔵元 出雲杜氏)
醸造年度 2018BY(平成30年度醸造)
製造年月 令和元年9月
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「改良雄町」とは昭和35年に比婆雄町と近畿33号を交配し改良された酒米だそうで、熟成酒向けのようです。今回初めて「改良雄町」を飲んだのですが、この日本酒に限っては甘旨みよりも、スッキリとした酸味の味わいが出ている印象でした。ちょっと飲むと爽やかで飲みやすい夏酒的な印象もあるんですが、よく味わうと円熟された旨味が隠されているようにも感じます。
そして裏ラベルの醸造元の池月酒造の横には馬の絵が描かれていますね。これは島根県に残る池月伝説を描かれたのでしょうか。
表ラベルには「円熟のひやおろし」と書かれているのですが、意外にスッキリ爽やかにいただける一本かと思いました。
どうもごちそうさまでした。
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