青森県 田酒 純米吟醸 生 うすにごり ~滓がらみからの変貌っぷり~
みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしでしょうか。2022年1月も残すところあと3日となりましたね。年が明けたと思ったらもう一月が過ぎようとしています。
さて、そんな1月最後の週末に頂いている本日の一本はこちら
「田酒 純米吟醸 生 うすにごり」です。このブログではお馴染みの田酒となります。こちらは昨年新たにリリースされた「田酒 純米吟醸 生 うすにごり」の2年目となります。
このコロナ渦でも新規銘柄をバンバンリリースしている西田酒造。先月は特別純米 山田錦をリリースさせ昨年の2月には貴醸酒のバレンタインバージョンをリリースしています。
そうそうバレンタインバージョンと言えば、今年もさっそくリリースしてきましたね。貴醸酒の方は2月に入ってからのリリースかな、と思ったのですが先週あたりに早々とリリースされました。
せっかくなのでボトルを並べてみます。
ボトルの形状が違う為か貴醸酒の方が液面が低いですね。
とりあえず今回はうすにごりのみを頂きたいと思います。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すと穏やかな吟醸香にうっすらと青リンゴっぽさ。口に含むとややトロリとした飲み口から滑らかながらやや硬さを感じさせる甘旨味。余韻はスッキリとした苦辛酸味でやや長めにキレていきます。1杯目はやや荒々しい印象で余韻の苦辛味もしっかりと感じさせますね。含み香りにややセメ臭も。2~3杯目になるとスッキリとした甘旨味に程よい苦酸味がややまったりの余韻。おぉ!?同じ純米吟醸 生の干支ボトルはもっと酸味が効いてジューシーな印象でしたが、このうすにごりはそこまでジューシーな酸味は感じさせませんね。(干支ボトルは酒米に華想いを使いこちらは華吹雪を使っている酒米の違いもあるのかな?)
アテは兵庫県産のきびれのお刺身といただきます。
きびれの弾力のある歯ごたえとやや淡泊な味わいに良く合いますね~。
半分くらい飲んだところで滓を混ぜていただきます。
香りはミルキーにうっすら青リンゴっぽさ。口に含むと、トロスッキリとした飲み口からお米感のある甘旨味が滑らかに広がり、余韻はスッキリと軽快な苦味でサラリとキレていきます。
「んんっん!?」
思わず味わいの変貌っぷりに「ほっほーん」(笑)と笑みがこぼれてしまいました。
いやぁ~、こりゃ田酒だわ。うすにごりの中に感じさせるお米感の旨味はまさに田酒らしい旨味をダイレクトに感じさせます(笑)
2日目になるとスッキリとした味わいの中にうすにごりらしい甘旨味とフレッシュな酸味に余韻は爽やかな苦酸味を感じさせます。
本日はクジラのお刺身と頂いていますが旨いですね~。
クジラのお刺身は少し血生臭さが残るものの、生姜醤油で頂くと血生臭さが消えていきます。
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田酒 純米吟醸 生 うすにごり
アルコール分 : 16度
原材料名 : 米(国産) 米こうじ(国産米)
精米歩合 : 50%
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この「田酒 純米吟醸 生 うすにごり」の変貌っぷりよ。数杯上澄みを飲んだだけでだまされないで欲しい。飲み始めはスッキリとしたやや苦辛味の白々しい素っ気なさを見せつつも、飲み進めていった奥底の滓を絡めていくと、途端に田酒らしい旨味の本性を現せてくれます。
田酒の定番特別純米と同じ酒米の花吹雪を使用したうすにごり。飲めば飲む程に田酒を感じさせる一本。この時期限定も相まってか、とある酒屋さんでは数時間で完売してしまう程の人気です。
どうもごちそうさまでした。
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