岩手県 奥六 特別純米 山廃 Turtle ~ジューシーな甘味の山廃を楽しんで~
みなさまこんばんは。7月後半の木曜日いかがお過ごしでしょうか。梅雨も明け本格的な夏となってきますね。
先日道志みち沿いにある直売所に行ったら青空に夏の雲とひまわりにと夏らしい景色が広がっていました。
夏はまだ始まったばかりですね。
さて、そんな夏の始まりに頂いている一本がこちら
岩手県 奥六 特別純米 山廃 2024BYです。こちらは先日多摩市の酒屋さんで購入してきました。奥六を飲むのは初めてですね。店頭やSNSで見かけてはいたのですが、どうも手に取る気が起きず、今日に至りました。今回これを選んだきっかけはシンプルに亀ノ尾と山廃ってどんな味わいだろうと思いチョイスしました。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すとスッと乳酸チックな香り。口に含むとややトロリとした飲み口からフレッシュに微弱な酸味に柔らかな甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味でやや長めにキレていきます。ん~こりゃどうだろう。グラス一杯目はやや乳酸感が出てる感じかなぁ。特別純米で醸した酒米亀ノ尾×山廃は多分初めて飲む組み合わせなので何とも言えませんが、旨味の出方が独特な印象ですね。全体的には甘味や酸味よりも旨味を出しているかのよう。その中でも乳酸チックな味わいも残る感じですね。2~3杯ほど飲み進めると酸味や乳酸感はやや落ち着き、独特の旨味が表出してくる感じですね。あ~、確かに亀ノ尾ってこんな感じの旨味でしたね!この旨味から余韻にかけてのこの山廃の酸味!ようやく味わいの輪郭が見えてきました。
アテはカツオのお刺身と頂きます。
おぉ~こりゃ悪くはないっすね!カツオの旨味に滑らかに寄り添ってくっるような味わい。ただ個人的にはやはりどうしてもこの乳酸チックな香りが鼻につくのが残念。某酒屋さんのHPには苺を思わせるジューシーな酸や濃厚な甘さともありますが、個人的にはクリアーにジューシーな練乳っぽい甘酸って感じかな。
2日目になると香りはややうっすらミルキーな乳酸感。口に含むと柔らかな口当たりから、まろやかに膨らむ甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。昨日よりもバランス感が出てきた感じですね。そのバランス感の中でも甘味と旨味が、まろろやかかつ、滑らかに膨らむ様相。そこから余韻にかけて山廃らしい微弱な酸味でフェードアウト。苦味はそこまで出てこない感じですね。
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岩手県 okuroku 奥六 特別純米 山廃 Turtle
アルコール分: 15度
原材料名 : 米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合 : 60%
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初めての奥六、楽しませてもらいました。なかなか魅力的な味わいですね。個人的にはやはりこの乳酸チックな香りがどうもイマイチですが、それ以外では申し分ない味わいかと思いました。やや甘めに振っているので好みはあるかと思いますが、甘めでそれなりにバランスの良いお酒を飲んでみたい人にはいいかもしれませんね。今後またちょっとタイミングがあれば他の奥六銘柄も試してみてもいいかなと思いました。
どうもごちそうさまでした。
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