山形県 酒田酒造 上喜元 翁 生詰 ~スーパーブレンデッドなコスパ酒~
みなさまこんばんは。11月に入り今週は、私の住む地域では突然雨が降ったり止んだりと落ち着きのない天気が続いております。みなさまの住む地域ではいかがでしょうか。
さて、そのような天候の不安定な中いただく一本がこちら
山形県 「酒田酒造 上喜元 翁 生詰」です。
これは山形県の酒田酒造が毎年11月上旬に出荷する限定酒です。
私は行きつけの酒屋さんでこれを初めてみて、4合瓶の値札を見たら「970円」という価格に
え!?これ値札の付け間違えじゃないの!?
と一瞬疑惑の念を持ちましたが、店主と他のお客さんの会話で
これ一升瓶で2000円です。
という会話を聞き、
「マジかよ…」
と、驚きを隠せないまま購入した一本です。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すと、軽やかなマスカットやメロンのような華やかな香りがします。
口に含むとスッキリとした飲み口から優しくフレッシュな味わいが口の中に広がり、清涼感のある甘旨味が綺麗に広がり、後味に弱い苦みと辛さと共に消えていきます。
これは大吟醸のような味わいの日本酒ですね。各酒販店さんのホームページなどを見ると吟醸造りの本醸造に大吟醸をブレンドした一本のようですね。この日本酒は毎年ブレンド歩合が変わるようで、2割以上は大吟醸らしいのですが、その詳しいブレンド具合は記載されておりません。
いやー、スッキリしていて、美味しいですね。飲み疲れせずに、スイスイイケる日本酒です。
これに何か食べ合わせるとしたら、「モツ煮込み」や「すき焼き」などの「肉鍋系」と合わせたいと思いました。
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山形県 「酒田酒造 上喜元 翁 生詰」
アルコール分 16%
原材料名 米(国産) 米こうじ(国産米)
醸造アルコール
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この日本酒を飲み進めていくうちに、同じ山形県内にある、かの十四代で有名な高木酒造の朝日鷹の生貯蔵をイメージしました。この上喜元翁の飲み始めは若干硬さやアルコール感が強かったのですが、次第に甘味と旨味が顔を出し、その甘旨味が朝日鷹のそれに近しい感じがした次第です。
しかしこの味わいの日本酒が4合瓶で税込み¥1004円とは驚きです。店主の話だと一升瓶を箱買いするお客さんもいるとのこと。確かにこの味わいのお酒でこの価格なら間違いなく買いますよ。
え?アル添?、だったらいらねーわ。
そう思った方にはひとまず飲んでもらいたい一本です。
朝日鷹同様アル添のイメージをひっくり返す一本かと思います。※写真は低温貯蔵の朝日鷹
朝日鷹、磯自慢、川中島幻舞、と有名どころを挙げてもしょうがないのですが、アル添でも十分に旨い食中酒はやはり美味しいですね。
どうもごちそう様でした。
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