茨城県 森嶋 雄町 純米大吟醸 ~さまざまなシーンで頂きたい一本~

みんさまこんばんは。冬らしい寒さの木曜日いかがお過ごしでしょうか。今日は風が一段と寒かったですね。2月6日は風呂の日らしく温かいお風呂で温まりつつ美味しいお酒を頂きたいです。

さて、そんな寒い風呂の日に頂く本日の一本はこちら

茨城県 「森嶋酒造 森嶋 雄町 純米大吟醸 生酒」です。これは比較的ちょこちょこ行く酒屋さんで購入してきました。これは大観のリニューアルブランド「森嶋」です。このブログでは「美山錦」「山田錦」と続き、今回は「雄町」です。「美山錦」「山田錦」は純米吟醸だったのですが、今回の「雄町」は純米大吟醸です。スペックがワンランク上がりましたね。ラベルは相変わらずモダンな感じですね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと香りはミルキーで少し甘めな乳酸チックな香り。少しストロベリーのような印象も。口に含むとトロスッキリとした口当たりから、ジューシーでフレッシュな酸味を口いっぱいに広がらせ、イチゴやメロン、パインを思わせるような果実感溢れるトロピカルな甘旨味を感じさせつつも、余韻はスッキリ程よくドライに爽やかにキレます。

いやー、ガッツリと酸味が効いており、果実感溢れる甘旨味と相まってまさにメチャジューシー。個人的にはちょっと酸味が強すぎるのでは?とも思えるほど。しかし余韻や含み香には雄町らしい味わいを上手く感じさせます。何気なくブラインドで飲んだら美山かな、とも思ってしまうかも。余韻の嫌みのないスッキリとした後味がついつい盃を進めてしまいますね。

2日目になると香りはややミルキー感は薄く、少しだけイチゴっぽさを感じます。口に含むとスッキリとした飲み口から弱い酸味にまるやかさを帯びた甘旨味。含み香にセメダインチックな香り。メロンやバナナのようなニュアンスもあるかな。余韻はピリリッとした苦酸味が微弱に続く感じ。昨日より酸味が弱まった分、まろやかな甘旨味を感じられます。

もしこの日本酒に何か食べ合わせるかとしたら、マグロの赤身、ブリの刺身、豚しゃぶ、など少し歯ごたえのあるアテがほしくなるかな。ちょっと変わり種でピッツアやペペロンチーノなんかとも合わせても面白いかも。

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茨城県 森嶋酒造 森嶋 雄町 純米大吟醸 生酒 原酒

原材料名 米(国産) 米こうじ(国産米)

原料米 雄町100%使用

精米歩合 50%

アルコール分 15度(原酒)

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今回で森嶋の生酒三本目になるのですが、正直前回の山田錦ほどのインパクトは感じられなかったのですが、この雄町の初日は昨年飲んだ「射美」のようなイチゴのような甘旨味の味わいを感じました。全体的には原酒15度でフレッシュでクリアーな酸味から軽やかにまとめつつ上品なタッチの甘旨味で仕上げてくる感じ。いろいろなシーンで頂けそうな一本かと思います。

どうもごちそうさまでした。