神奈川県 瀬戸酒造 あしがり郷 月の歌

2018年12月29日

みなさまこんばんは。週末の土曜日、今日は日中雨が降り続いておりましたが、私の住む地域では、夕方から夜にかけて雨は止んできましたね。

さて、本日の一献は「瀬戸酒造 あしがりの郷 純米吟醸 月の歌」です。

このお酒は先日神奈川県の開成町で今年から再開された「瀬戸酒造」で醸されたお酒です。

ちなみに瀬戸酒造へ訪問した際のブログは→http://sakesaku.com/sakagura/post-193/

では、さっそく頂きましょう。

香りは酸と甘い香りが入り交じった爽やかな香り。

口に含むとややとろみのある飲み口から甘旨みが広がります。酸味はさほど感じず、喉越しもキレ良く若干の苦みを残す程度です。口の中で甘旨みが爆発するような激しさはないのですが、穏やかな中にも程よい甘みと旨みと少々の酸味がバランス良く口の中に広がります。白ワインのシャルドネあたりをイメージさせますかね。

これは「あじさい」の花酵母を使っているためでしょうか、個人的には先日飲んだ山梨県の武の井酒造の青煌に近い気もしました。武の井酒造の青煌もバラの花から分離した酵母を使っているので同じ花酵母といった部類で味わい的には近い気はします。ちなみに「甘さ」だけでいうと、青煌の方が圧倒的に強く、こちらの瀬戸酒造の月の歌の方が、さっぱりし飲みやすくフルーティーな感じです。

私がもしこのお酒に何か食べ合わせるかと考えたら、さっぱりとした鯛やヒラメなどのお刺身などを食べ合わせたくなりましたね。また一方で、地産地消といった地域性を考慮するなら地元酒匂川でとれた鮎などの地魚と合わせて飲むのもまた一興かもしれませんね。

裏ラベル

 

あしがり郷 純米吟醸 月の歌

開成町の花「あじさい」の花酵母を使い、酒造周辺の月夜をいイメージして醸した澄んだ味わいの純米吟醸酒です。(裏ラベル)

開成町の町花でもあるあじさいの花から抽出した酵母で醸した、この町ならではの日本酒です。田園や広い空、箱根連山の山並みを一望できる開成町の美しい季節風景をイメージし、爽やかで綺麗な味わいに。(パンフレット)

 

スペック

純米吟醸酒 生貯蔵酒

原材料名 米(国産) 米麹(国産米)

アルコール分 15%

精米歩合 麹米60%  掛米60%  (共に雄町100%)

使用酵母 あじさい花酵母

日本酒度 +2

酸度 2.0

アミノ酸度 0.9

ラベルもほんわかしていてかわいらしいですね。これは、月とほたるとあじさいでしょうか。

紫陽花の咲いた静寂の蛍舞う田園の中、満天の星空の夜空を眺めつつ、しんみりと味わいたい一本ですかね。