福島県 楽器正宗 試験醸造 session 福乃香 ~楽器正宗を飲み比べ~

2020年8月26日

みなさまこんばんは。週末の土曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域では、比較的穏やかな天候でしたが、さきほどより驚くような雨が降り出しました。この時期の天候はいつどうなるかわかりませんね。 さて、本日の一本はこちら

福島県 楽器正宗 session 福乃香です。このブログではちょこちょこ飲んでいる楽器正宗ですが、今回の「sessionシリーズ」という楽器正宗でも新たなチャレンジに向けた一本で、かなり出荷数が少かったらしく、楽器正宗の特約店の中でも、かなり限られた特約店さんにしか卸されなかったみたいですね。まぁ試験醸造酒ですからね。偶然にも運良くタイミングが合った人にしか飲めない一本かもしれません。

さて、そんな偶然巡り会えた一本。ではさっそくいただきましょう。

グラスを回すと香りは香りはうっすらと甘爽やかなピーチのよう。口に含むとややトロリとした飲み口からプチプチとした微弱な酸味にじんわりとろけるように広がる甘旨味。余韻に程よい苦酸味が心地よく舌の上に微弱に続きます。含み香にピーチのような爽やかさ。いやぁ甘酸味のバランスがいいですね。酸味が強かったり甘味が強かったりというわけではないので、ラベルの印象より若干地味目な(今年飲んだ風の森のに比べると)味わいかもしれませんが、その分バランスがいいですね!少し飲み進めるとバナナっぽいニュアンスの香りも。口に含むと微弱な酸味にスッキリと爽やかな心地よさ。うーん、やはり甘酸味が絶妙。若干粉っぽさが感じられるも、ベースがしっかりとしているせいか大きく崩れることなく爽やかな甘旨酸味を保持します。

2日目になると香りは穏やかに仄かにお米の香りがうっすらと感じます。口に含むとややトロリとした飲み口からメチャクチャ微弱な酸味にとろけるような甘旨味。余韻にバナナのような含み香を感じさせつつ軽やかな苦酸味でサラリとキレていきます。昨日よりもジューシーな酸味は落ち着きまろやかさと旨味が出てきた感じかな。

なにげにしれっと昨晩楽器正宗の純醸をあけており飲み比べてたりもします。

いやー、純醸はsessionに比べるとスッキリとした飲み心地でラムネやサイダーを思わせるような爽やかな味わいですね。プチプチとした爽やかな酸味も純醸の方が感じられます。sessionの方が甘旨味が出ている感じですね。この時期だったら純醸の方がスルスルとイケるかなぁ。(あくまで個人感想です。)

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福島県 大木代吉本店 楽器正宗 試験醸造 session

原材料名 : 米(国産)米麹(国産米)

原料米 : 福乃香100%使用

特定名称 : 純米吟醸

精米歩合 : 60%

アルコール分 : 15%

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session

セッションシリーズではこれまでの既成概念にとらわれず、様々な視点から日本酒を検証し醸造の可能性に挑戦してまいります。

福乃香

令和元年誕生の福島県の新品種「福乃香」を使用しました。母に「誉富士」、父に「出羽の里」を交配した品種です。

「session シリーズ」ってことは、今後もまた新たな楽器正宗の既成概念にとらわれないシリーズが発売されるかもしれないですね!今後も、また新たな楽器正宗のシリーズに期待したいですね!

どうもごちそうさまでした。