山形県十四代別撰吟醸播州山田錦　～限定流通のこの味わい～

2020年9月8日

みなさまこんばんは。ここ数日台風の影響でしょうか、なかなか落ち着かない天気が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。気温や気圧の変化で体調を崩しやすい時期でもあるので気をつけて過ごしたいですね。

さて、本日の一本はこちら

山形県「高木酒造十四代別撰吟醸播州山田錦」です。

こちらは７月に山形県に赴いた際にたまたま購入させていただいた一本です。このブログでは時々飲む十四代ですが、今回の十四代の別撰吟醸播州山田錦は山形県内限定流通の十四代となります。

ではさっそくいただきましょう。

グラスを回すと香りはミントやメロン、マスカットなどの爽やかな果実香。口に含むとやや、トロリとした飲み口から微弱な酸味が感じられ、とろけるように滑らかでスムースで甘美な甘旨味。余韻は程よい苦酸味でやや短めに苦味を残しつつキレていきます。お米の旨味旨すぎですね。酸味は微弱に裏方に徹しつつお米の旨味を最大限引き出した印象。２杯目になると、メロンにミルキーな香り。口に含むとトロスッキリとした飲み口から甘美で爽やかな甘旨味がものすごい切れ味で、瞬時にスッと消え去り流されていきます。三杯目は香りがややシャープにマスカットを主体とするような感じに。トロスッキリとした飲み口から微弱にプチプチとした爽やかな酸味にフレッシュでいてジューシーな味わいに。旨味と酸味の交わりが逸してますね。

２日目になると、昨日よりもくっきり爽やかに香るマスカット。口に含むとややトロリとした飲み口から、滑らか、艶やか、シルキー、な甘旨味に余韻の爽やかな苦酸味。いやー、２日目も別格に旨いですね。前回飲んだ高木酒造の朝日鷹もそう感じたのですが、とにかく余韻のキレがヤバい。お米の旨味ももちろんなのですが、このキレの凄さたるやさすがです。

３日目休肝日

４日目になると香りはややまろやかさを帯びたマスカット。口に含むとトロスッキリとした飲み口からじんわりと広がる甘旨味。余韻に程よい苦酸味で爽やかな葡萄やマスカットのようなニュアンスを持たせつつスッキリとキレていきます。