福井県 九頭龍 氷やし酒 ~見事なロックとの調和~

みなさまこんばんは。東京オリンピックの盛り上がりと感染拡大が懸念される2021年土用の丑の日いかがお過ごしでしょうか。今年は自宅でウナギを食べつつ、オリンピックを観戦している方も多いのではないでしょうか。

さて、そんな土用の丑の日に頂いている本日の一本はこちら

九頭龍 氷やし酒です。こちらはそこそこ行く酒屋さんで購入してきました。こちらの「九頭龍 氷やし酒」は1997 年まで発売していた「冷酒(ひやしざけ)」と「オンザロック」から名付けられた真夏の限定酒です。1997年というと、今年でおよそ24年ぶりの復活酒となりますね。

こちらは氷を浮かべて飲むオンザロックで頂くのが王道の日本酒となります。(そもそも、日本酒でオンザロックという飲み方はあまり聞き覚えがないのですが、今年は青森県の豊盃もロック推奨のお酒をリリースしていましたね。)

さて、そんな聞き覚えがない日本酒の飲み方を提案してくれた黒龍酒造の氷やし酒。

では、さっそくオンザロックでいただきましょう。

グラスを回すと穏やかな中に甘爽やかなイチゴやメロンのような心地よさ。口に含むとややトロリとした飲み口から乳酸チックなミルキーな甘旨味に余韻はスッキリとした軽やかな苦味で、ナチュラルにフェードアウト。いやぁ甘いですね。芳醇旨口なテイストに氷を入れることで、より甘味が引き立つ印象。香りや余韻に若干ヨーグルトっぽい爽やかさも。ちょっとこのやや甘味を感じさせる爽やかさはいいですね。さすが黒龍。バランスの安定感がまるでダンチですね。

2日目になると、香りは爽やかなメロンのよう。口に含むと、ややトロリとした飲み口から濃醇でまろやかな甘旨味。余韻はスッキリと程よくドライにキレていきます。本日もロックで頂いていますが柔らかで滑らかでいて素焚糖や九重味醂のような甘味、いやバニラや牧場で食べる濃厚なソフトクリームのような甘味。いやぁ甘いっすね。こりゃ甘党大喜びな味わい。ミルキーに濃醇でいて氷が溶けていく緩さと相まってスイスイと杯が進みます。

3日目 お休み

4日目はまずストレートで。香りは上品に爽やかなメロンや甘いシロップのように。口に含むと、トロリとしたアタックから濃密な甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で柔らかくも辛さを程よく残しつつキレていきます。やはりオンザロックで飲む前提なのでしょうね。4日目でも甘味の輪郭がしっかりとしており、この甘味の輪郭をロックでナチュラルに溶かしていく飲み方が、王道なのでしょうね。ストレートだと甘味がややくどく感じたりもするかな。続いてオンザロックで。大きめの氷を2ほど入れていただくと、香りはややミルキーな乳酸チックに。口に含むとトロスッキリとした飲み口から、氷の溶けた爽やかさと濃密な甘味が相まって、緩やかかつ滑らかにじんわりとした味わい深い甘旨味。グラミーにふくよかさを感じさせつつも余韻は可憐で繊細な様も感じさせるミルキーな爽やかさ。いやぁこのバランス感、やはり旨いっすね。

5日目もまずはストレートで。香りは昨日よりもやや穏やかなミルキーな甘さにシロップぽさ。口に含むとトロリとした飲み口から濃醇な甘旨味。余韻はスッキリとした軽やかさで微弱な苦酸味を咽奥に感じさせ軽快にキレていきます。ん~?これは貴醸酒かな?とも思えるくらい濃醇な甘旨味ですね。別のグラスに氷を入れ頂くと、やはり先ほどの濃醇さが氷によってやわらかく緩和されてまるでミルキードリンクのように(笑)

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九頭龍 氷やし酒

原材料名 : 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール

使用米 : 福井県産五百万石100%

精米歩合 : 65%

アルコール分 : 18度

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いやぁ、やはり今回も黒龍酒造のズバ抜けた技術力の高さを味わせて頂きました。まさに昨今流行の低アル原酒の流れをまるで我が道を行くがごとしとし、アル添18度でオンザロックという飲み方の提案。この一貫した造りと表現力の姿勢がますますファンを魅了させます。(私が時々行く、某特約店では早々に売り切れたとのことで、やはり人気の程が覗えますね)まぁこの味わいが一升瓶で2600円程度で味わえることを知ってしまったら、そりゃ無くなりますね。

土用の丑の日ということでちょっと大きめな蒲焼きと頂いていますが、九頭龍もウナギも旨いですね~。やや甘味が強い九頭龍 氷やし酒ですが、濃い目の料理との食中酒としても美味しく頂けました。

どうもごちそうさまでした。