奈良県 風の森 秋津穂807 試験醸造酒 ~更なる進化の期待へと~
みなさまこんばんは。穏やかな天気が続く11月半ばいかがお過ごしでしょうか。今晩から明日早朝にかけて獅子座流星群が見ごろになるようですね。
さて、そんな獅子座流星群が見ごろになる夜に頂いている本日の一本はこちら
風の森 秋津穂807 試験醸造酒 です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。店長より「風の森の新しいの入ったよ!」とのことで購入。風の森の秋津穂は今年3月にリニューアルされその際に頂いたのが「秋津穂507」でした。今回は「秋津穂807」。高精米の秋津穂はけっこう、印象がよかったのですが、今回は低精米の秋津穂。金剛葛城山系原生林をモチーフとしたラベルがより一層濃ゆいグリーンのラベルとなっていますね。
首掛けは変わらずリバーシブルで裏面は英語表記。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すと、爽やかなメロンと甘熟バナナがミックスされたかのよう。口に含むとややトロスッキリとした飲み口に爽やかな微発泡感から分厚く広がる旨味と小気味よい甘味。余韻はやや複雑味を帯びつつも柑橘っぽい含み香を感じさせつつ軽快な苦酸味で爽やかにキレていきます。いやぁボディがふくよかですね。厚みのある旨味を爽やかに感じさせる微発泡感と、余韻に残る複雑味が程よいバランスを整えているように感じさせ、含み香の弱い柑橘っぽさがまた、爽やかさを演出。
2日目になるとややセメ臭のあるバナナのような甘トロな香。口に含むとややトロリとした飲み口から微弱な酸味が程よい甘旨味と入り混じり、余韻にスッキリと軽快な苦酸味でキレていきます。昨日よりもふくよかなボディ感がまろやかになり、そのふくよかなボディ感を爽やかな酸味によってキュッと絞られたかのような感じ。うん、いいっすね。スッキリと軽快ながらも甘旨味を上手く酸味でコントロールして表現しているかのような味わいですね。
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奈良県 風の森 秋津穂 807 試験醸造酒
原材料名 : 米(国産)米麹(国産米) 奈良県産 秋津穂 100%使用
精米歩合 : 80%
アルコール分 : 17度
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Kaze no Mori 807 series
お米をあまり磨かず大地のエネルギーを醗酵に生かし
豊かな複雑味を最大化したシリーズ。
いやぁ、実に楽しめる一本でしたね。風の森らしくも風の森らしくなくない厚みのある旨味が2日目にはその厚みが酸味を伴いまろやかに表出してきます。よく見ると風の森らしからぬアルコール分が17度もあるんですね。こりゃうっかり飲みすぎに注意ですね。
分厚い旨味と甘味、トロリとした質感に、酸味や少々の苦味など複雑味を豊に感じさせる味わいになりました。まだまだこれから進化の余地があります。今後にご期待下さい。
やはり何事においても向上心は大事ですよね。「きっともっと良いものが出来る」そう想いつつ、日々の日常を淡々と積み重ねていきたいものですね。
どうもごちそうさまでした。
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