三重県 田光 豊穣 ~豊かな実りと共に醸されて~

みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域では心地の良い秋晴れが広がっていました。

さて、そんな秋晴れ広がる週末に頂いている一本はこちら

「田光 槽搾り 豊穣」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。田光ではないのですが、7月には同じ早川酒造が醸した「夏のブーリュ」を頂いていますね。このブログでは田光ブランドは初ですね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと香り穏やか。極うっすらとハーブやミントのような爽やかさも。口に含むと柔らかな口当たりから、やや硬さを感じさせる甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。一杯目、やや硬さを感じさせるもバランスの良さと余韻に青い爽やかさを感じさせてくれます。2~3杯ほど飲み進めていくと旨味にやや重層的な深みを感じさせてくれます。どっしりというよりも柔らかく乗った旨味が重なっているようなイメージ。キレも爽やかで深みを感じさせつつも軽やかな飲み心地もあり、飲み飽きさせませんね。

アテは天然真鯛のお刺身と頂きます。

あ~。悪くはないけど、今ひとつですね。淡泊な真鯛の旨味に対して田光の旨味が強すぎる感じかなぁ。

たまたま偶然立ち寄ったスーパーでマグロの解体ショーをやっており、たまたま購入できた三重県の本マグロの大トロといただきます。

ん~旨!こりゃうまいっすね~。トロトロに鮮度の良い黒マグロの大トロに良く合いますね。

2日目になると香り穏やかながらやや巨峰チックな爽やかさも。口に含むと柔らかくも軽快に奥行きや立体感を感じさせる味わい。余韻は嫌みなのない軽快な辛口さ。どことなく酸味の弱いベリーのようなニュアンスも。まろやかにキレ良く纏まっていますね。

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三重県 田光 豊穣

原材料名 : 米(国産)、米こうじ(国産米) 山田穗75% 雄町25%

精米歩合 : 60%

アルコール分 : 15度

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穀物が実ると共に、冬に搾った酒は「香り、酸味、旨味」がより深く調和し「豊穣」の酒として蔵出しされます。

「豊穣」良い言葉ですね。まさにこの時期の田圃には豊かに黄金色した稲穂が広がっています。そしてそれら豊かな実りを収穫し、一年の終わりを迎えていきます。豊かな実りを醸し造られる酒。どうもごちそうさまでした。