山形県 上喜元 翁 ~絶品のコスパ酒~

みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域では日中心地よい青空が広がっていました。仕事終わりにジョギングをしていると新規オープンや新装開店する飲食店などがちょこっと見受けられました。

さて本日頂いている一本はこちら

山形県 酒田酒造 上喜元 翁 です。こちらはちょこちょこ行く酒屋さんで購入してきました。昨年ならば、11月上旬に出ていたのですが、今年はなぜかなかなか店頭に並ばず、11月下旬に店員さんにお声がけしてようやく購入した一本です。上喜元 翁は昨年も頂いていますね。個人的にはかなりのコストパフォーマンスを醸す一本と認識している一本。昨年は4号瓶でしたが、今年は一升瓶でいただきます。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと香りは爽やかな吟醸香。ほんのりと甘く白桃のようなニュアンスも。口に含むとややトロリとした飲み口から非常に柔らかな甘旨味が優しく広がり余韻はスッキリとした軽快な苦味でサラリとキレていきます。柔らかで優しいくまろやかで深みがあり旨いですね。含み香りもウリや白桃のような甘爽やかな感じで心地よいですね。2~3杯のみ進めるとほんのりと穏やかな酸味も感じられるようになります。スッキリ爽やかに程よく甘旨味の広がる吟醸酒ですね。

2日目になると爽やかにラフランスチックな吟醸香。口に含むとややトロスッキリとした飲み口からトロリとしたコク、奥行き、まろやかにバランスのある甘旨味。余韻はスッキリと軽快な苦酸味でやや短めにスッとキレていきます。2日目もいいですね~。昨日よりもまろやかになり、まるで甘露水のように透き通るようなクリアーさ。もちろん薄っぺらいという訳では無く、しっかりとしたテクスチャーのある味わい。

3日目になると香りはほとんどない感じ。口にふくむとややトロリとした飲み口から、まったりとまろやかかつ滑らかに舌の上をバランス良く甘旨味が通り過ぎ、余韻は軽やかに嫌みなくスッキリキレていきます。いやー3日目もほんといいですね。何だろう、余韻にスッと咽奥に抜けるような一筋の爽やかな旨苦酸味が光っているかのよう。

4日目になるとスウィートに甘美なパインのような甘爽やかな香り。口に含むとトロスッキリとした飲み口からサラリと消えてなくなるような甘旨味。余韻はサッと鋭く消え去るように微弱な苦甘味でキレていきます。うーん、ちょっとこれは凄いなぁ。まさに大吟醸のいい部分を味わえているかのよう。とろけるようにサラリと消えていく甘旨味。クリアーながら程よい飲み心地も感じさせ嫌みなくスルリと咽奥に消えていき、少し温度があがると上質なクリームのような味わいも。

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山形県 上喜元 翁

アルコール分 : 16度

原材料名 : 米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール

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いやぁ今年も上喜元の翁 堪能させていただきました。今年は一升瓶でゆっくり味わったのですが、やっぱりこのプライスでこのクオリティのパフォーマンスは流石です。先週頂いた鍋島の普通酒の愛山も魅力的でしたが、この時期限定のこの上喜元 翁も十分魅力的な味わいかと思います。価格も一升瓶で税込み2200円という十分過ぎるご奉仕価格。飲食店ならば、間違いなく置いておきたい一本。そして個人での晩酌酒としても十分なお酒かと思います。

どうもごちそうさまでした。