山口県天美特別純米無濾過生原酒　～話題の一本～

2020年12月20日2021年5月22日

みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私はこの週末を利用して、群馬、長野、山梨、静岡とドライブしてきました。どこかのお山にでも登ろうかとも思ったのですが、群馬から長野、山梨経由で静岡の御殿場市に行きたかったので、昨日の土曜日は終日ロングドライブでした。久しぶりに「鴨せいろ喰いてぇ」と思ってランチに立ち寄ったのが、北杜市にある「さかさい」さん。このさかさいさんはメイン通りから一本奥に入っており、少々解りづらい場所にあります。到着して注文したのが「この鴨せいろ」

乱切りの新そばに、サイコロほどの鴨肉と程よく小さめな柚子が濃い目の蕎麦つゆに入っており、それがらまた乱切りの新そばと絶妙に絡み合い、鴨肉の食べ応えと柚子の爽やかなアクセントが最後まで食べ飽きさせずに、食後は満足感に溢れる一食でした。

さて、そんな美味しい鴨せいろを食べた翌日の一本はこちら

天美特別純米無濾過生原酒です。話題の天美ですね。この日本酒はしばしば行く酒屋さんで購入してきました。先月からリリースされていたのは知っていたのですが、とりあえず普通に店頭にあったので購入してみました。純米吟醸と特別純米があり、特別純米が天美のスタンダードな味わいになるとのことなので、今回は特別純米をチョイス。

初めて頂く天美特純どのような味わいでしょうか。一升瓶でゆっくりと味わいたいと思います。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと爽やかな葡萄やマスカット、ラムネのような感じ。口に含むと柔らかなアタックにフレッシュで爽やかな酸味からクリアーでシャープな甘旨味。余韻はスッキリと軽快にナチュラルにフェードアウト。２～３杯のみ勧めると程よいジューシー感もと余韻にややドライ感も。うーん、スッキリと爽やかですね。軽快な飲み心地の中に密かに感じる甘旨味。

２日目になると香りは穏やかにジューシーな酸味がまろやかに優しく広がります。余韻にラムネ香を感じさせ、程よい苦酸味でやや短めにキレていきます。スッキリ軽快でシャープ、余韻に爽やかなラムネ＋レモネードのような感じも。うーん、やはりシャープな味わいの中に隠れている旨味がチラチラ見え隠れしている恥ずかしがり屋さんのよう。少し温度があがると葡萄やチェリーのような果実味も。

3日目　お休肝日

４日目グラスを回すと、意外にも仄かにミルキーな爽やかさ。口に含むとトロスッキリとした飲み口から、ほんの少し爽やかな酸味を感じさせつつ、程よく軽快にやや艶やかさと柔らかさを伴った甘旨味がバランスよく心地よく広がります。余韻はスッキリとキレ良く、軽快な苦酸味でソフトにキレていきます。４日目になるとシャープな硬さが取れてきて、程よく甘旨味が乗ってきた感じですね。どことなく感じられる生酛っぽいミルキーなニュアンスもいいですね。

５日目になると、やや葡萄っぽい爽やかな香り。口に含むとトロスッキリとした飲み口から微弱な酸味に程よい甘旨味。余韻はスッキリと爽やかにキレていきます。開栓５日目にしてだいぶ旨味が乗ってきた感じですね。爽やかで柔らかな飲み口と旨味の乗り具合が、いい塩梅ですね。イワシのお刺身と頂いていますが悪くない感じですね。少し温度があがると、柔らかな甘旨味が膨らんできますね。

６日目になると香りは薄ら爽やかなピーチのような香り。口に含むとややトロリとした飲み口からまろやかで芳醇でややまったりとした甘旨味。余韻は弱い苦辛さで程よい長さで切れていきます。６日目になるとだいぶ旨味が乗ってきて味わいが膨らんできた感じですね。どことなく艶やかさやメロウな感じもあり飲み口の柔らかさと旨味の広がりが、自然とアテを欲するようになりますね。本日は長崎県産のイサキのお刺身と合わせて頂いているのですが悪くないですね。

９日目になると、香りは甘爽やかなフローラルな香り。口に含むとややトロリとした飲み口から、甘旨酸味と余韻の苦辛さがスッキリさを伴いつつも芳醇さも感じさせます。２～３杯飲み進めるとクリアーさにどことなくメロンやミルキーっぽいややしっとりとした優しい甘さも感じられます。