山形県 十四代 雪女神 ~ディープな甘味の魅力~

みなさまこんばんは。年末の週末いかがお過ごしだったでしょうか。冬晴れで掃除をするにも買い物に行くのにも良い週末でしたね。私は昨日、酒屋さんへ行き毎年恒例の田酒 干支ボトルを購入してきました。かわいい牛さんが描かれたボトルでしたね。

さて、本日の一本はこちら

山形県 高木酒造 十四代 純米大吟醸 雪女神 です。こちらはしばし行く酒屋さんで購入させてもらいました。十四代の家飲みは9月に別撰 純米吟醸を飲んでますね。年に数回十四代が家飲みできるのはありがたいですね。

こちらの十四代 純米大吟醸 雪女神は今年の6月にリリースされた一本。裏ラベルには酒米 雪女神の系譜が書かれていますね。

製造からおよそ半年ほど寝かせた十四代 雪女神。

では、さっそくいただきましょう。

香りは穏やかにほんのりと甘いお米の香り。口に含むとややトロリとした飲み口からほんのりと穏やかな軽快さと奥深い甘旨味。余韻は瞬時にキレていき、心地よいフローラルな甘味が残ります。こりゃとにかくメチャ甘いですね。お米の甘旨味がこれでもか、というほどに感じられます。2~3杯のみ進めると、甘さはややマイルドになるも、深く濃い甘味ながらスッキリとした爽やかさも兼ね合わせ自然に盃を進ませてくれます。

2日目になると香りはほぼ感じられず、口に含むとトロスッキリとした飲み口から、昨日よりもまろやか味を帯びた甘旨味がスーッとどこまでも伸びていくかのような味わい。その伸び方が前方向爽やかに下方向に甘深くスウィートに伸びていく不思議な立体感を感じさせます。余韻にポンッとアクセントが利かされたかのような嫌みの無い苦辛さ。うーん、魅惑的。この味わいがどう変化するのか楽しみなので、もう少し時間をおいてみようかな。

3日目お休み

4日目も香りはほぼ無く、口に含むとトロスッキリとした飲み口から甘旨酸味がスッキリと艶やかに奥行きや深みを伴い、余韻は爽やかさを感じさせる嫌みの無いドライなキレ。甘味の中を爽やかで心地よい酸味がスッと突き抜けていくかのよう。そして抜群のキレ味。いやぁ、こりゃまいりましたね。時間をおいて正解でした。

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十四代 純米大吟醸 雪女神

原材料名 : 米(国産) 米麹(国産米)

精米歩合 : 40%

原料米 : 山形県産雪女神100%使用

アルコール分 : 15度

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そんなにたくさんの十四代を飲んでいるわけではないのですが、これかなり異彩を放つ一本かな、と思いました。開栓初日の味わいは甘味がとても強く好みが分かれそうですが、4日目になると爽やかな酸味もでてきて甘旨味と酸味が交わり絶妙な味わいを醸しだしてきました。やはり十四代。この味わいは素晴らしいですね。

どうもごちそうさまでした。