新潟県 鮎正宗 純米 生原酒 仕込み9号 ~このパンチ力~
みなさまこんばんは。週の真ん中水曜日いかがお過ごしでしょうか。明日は建国記念日で祝日ですね。お休みの方も多いのではないでしょか。
さて祝日前夜に頂いている本日の一本はこちら
「新潟県 鮎正宗 純米生原酒 仕込み9号」です。鮎正宗はこのブログでは初登場ですね。なかなか購入機会に恵まれなかったのですが、久々に赴いた酒屋さんで、なぜかしれっと置いてあったので購入しました。
今回頂くのは「純米生原酒の仕込み9号」この9号とは仕込みのタンクのことで、製造タンクごとのロット番号となっているそうです。使用酒米の田んぼ違いを明記する日本酒はちょこちょこ見かけるのですが、タンクのロットを明記するのは面白いですね。ラベルに使用酒米は書いていないのですが、酒屋さんのホームページによると麹米:五百万石、掛米:こしいぶきのようですね。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すとやや蒸れたようなバナナのような香り。口に含むとややトロリとした飲み口から濃醇に広がる甘旨酸味とコク。余韻はスッキリと軽快な苦味でキレていきます。2~3杯ほど飲み進めると香りはバナナ+セメ臭に。スッキリとした味わいの中に荒々しさと奥底に潜めた柔らかな繊細な甘旨味。余韻は鋭くスッとキレ若干インパクトをも感じさせる苦辛さも。含み香りにメロンのような爽やかさも。意外にきび砂糖や素焚糖のような甘味も感じさせます。
イワシのお刺身とホタルイカと頂いていますが、個人的にはホタルイカの方が相性がいい感じですね。それなりに脂の乗ったイワシですが、負けてしまう感じですね。
2日目になるとウリ+セメ臭。口に含むとトロスッキリとした飲み口から、思わず
「お、おぉーぅ!」
と不意打ちを食らわせてくれるかのようなパンチ力。スッキリとした味わいの中に鮮烈でパワフルな甘旨味。余韻はスッキリとした苦味でスッとキレていきます。昨日よりもややまろやかになってきたかな。でもこの味わいは魅力的ですね。雑味のないスッキリさに煌びやかでハードなパンチ力からの鋭いキレ味。少し気を緩めると一気に持っていかれてしまいそうです。
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新潟県 鮎正宗 純米生原酒 仕込み9号
原材料名 : 米(国産) 米麹(国産米)
精米歩合 : 65%
アルコール分 : 17.5度
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鮎正宗、今から3~4年前だったかな。ゴールデンウィークの終盤に赤倉温泉に泊まりに行った際に立ち寄った思い出のある酒蔵です。蔵内にある自噴の井戸を案内させてもらったのは今でも良い思い出です。こう色々日本酒を飲んでいて、改めてこの鮎正宗の生酒を飲むとまさに「本来の地酒」という味わいを思い出させてくれます。低アルがもてはやされ飲みやすい日本酒がトレンドになっていますが、時にはこういったトレンドに左右されない地酒もいいものですね。
どうもごちそうさまでした。
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