福岡県 綾花 特別純米 瓶囲い ~旨味を純粋に味わって~

2021年12月1日

みなさまこんばんは。11月最後の火曜日いかがお過ごしでしょうか。早いものでもう11月も終わりですね。私の住む地域では、今朝方日陰の畑の土壌にには霜が降りており、寒い冬の到来を実感させられました。

さて、そんな11月最後の日に頂いている一本がこちら

「旭菊 綾花 特別純米 瓶囲い」です。こちらはごく稀に行く酒屋さんで購入してきました。こちらのお酒はこのブログではお初ですね。

ではさっそくいただきましょう。

グラスを回すと柔らかく乳酸チックな吟醸香。口に含むとややトロリとした飲み口から程よくお米の旨味が広がり、余韻はスッキリとした苦味でキレていきます。お米の旨味を中心としたややクラシカルな味わい。うーんまるで純米酒のお手本のよう。

2日目になると香りは程よく穏やかに。口に含むとややトロスッキリとした飲み口からまろやかに丁寧な甘旨味がバランス良く広がり、余韻はスッキリとした苦味で程よくキレていきます。昨日よりもまろやかになりお米の旨味が優しく柔らかく丁寧に広がります。じんわりじっくりと旨いですね~。地味な味わいの中に凜とした張り詰めたようなニュアンスを感じさせます。せっかくなのでちょっと燗つけて、40℃くらいのぬる燗で飲んでいますが、これもいいですね。本当に柔らかく、優しく旨味が広がり綺麗な酸味も感じさせます。

3日目になると香りはややミントっぽくも穏やかに。口に含むとトロスッキリとした飲み口から、穏やかかつまろやかに広がる甘旨味。余韻はスッとナチュラルにキレていきます。いやぁ、こりゃ凄いっすね。精米歩合60%の特別純米なのにまるで大吟醸のような旨味とキレのある味わい。まさによどみのないナチュラルさ。スッと入りフワッと旨味が広がりサッと消えていく感じ。いやぁ、こりゃちょっと悔しいくらいに旨いっすね。この旨味とキレの鋭さはかなり魅力的ですね。スッキリかつスマートにバランス良く旨味広がります。

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旭菊 綾花 特別純米

原材料名 : 米・米麹(国産米100%)

原料米 : 山田錦100%

精米歩合 : 60%

アルコール分 : 15度

酒造年度 : R1BY

日本酒度 : +5

酸度 : 1.5

製造年月 : 2021.11

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今回始めて頂いた、「旭菊 綾花 特別純米 瓶囲い」飲み始めこそはクラシカルな味わいでしたが、3日ほど飲み進めていくと、まるで大吟醸のような甘美に旨味煌びやかな上質な味わいに変化していきました。このブログでもよく取り上げているキャッチーな日本酒も悪くはないのですが、こういった日本酒の旨味を瑞に味わえる一本をじっくりと楽しむのもやはり日本酒の魅力かと思わせられました。トレンド受けする一本とは違いますが、やはりじっくりと味わいたい旨い一本でした。

どうもごちそうさまでした。