北海道 三千櫻 純米吟醸 九頭龍55 生原酒 ~フレッシュ旨味の濃縮さ~

2022年5月22日

みなさまこんばんは。週の真ん中水曜日いかがお過ごしでしょうか。関東地方ってまだ梅雨入りしてないんですよね?今日はまるで初夏を思わせるような暑い日差しを日中は感じさせられました。

さて、そんな初夏を思わせるような暑い日に頂いている一本はこちら

三千櫻 純米吟醸 九頭竜55生原酒です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。三千櫻はちょっと前に純米R classさくらにごりを頂いていますね。今回は福井県の幻の酒米、九頭竜米で醸した一本です。この九頭竜米、沼津のながしま酒店さんのHPによると

酒造好適米「九頭竜」って?

1970年に銘柄指定された「九頭竜」は、高温に弱く、

晩生品種ということもあり、奥越地方で栽培されていましたが、

2003年に県内で生産が途絶えてしまいました。

その後、越前平野の農業用水がパルプライン化(地中にパイプを埋めて、

九頭竜川の冷たい水を直接田んぼに届ける仕組み)されたことを契機に、

農業試験場の僅かに残っていた種籾を使って、2014年に復活した酒米です。

とのこと。

まだ復活して10年にも満たない酒米の九頭竜米と新天地北海道で醸し出された三千櫻の九頭竜55。どんな味わいか楽しみですね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと、程よく甘味を感じさせやや青みがかったライトブルーな印象。青リンゴやリースリングのよう。口に含むとややトロリとした飲み口から濃醇な甘旨味。余韻はスッキリとした苦辛味でやや短めにキレていきます。いやぁ、こりゃ旨いですね。濃醇旨口な印象。香りは爽やかすぎず、飲み口は柔らかにトロリと滑らかに広がる甘旨味。余韻のスッキリとした苦辛酸味が程よく、キュッと優しく〆てくれます。2~3杯目になると味わいのバランスが良くなってきた感じですね。スッキリとと滑らかに余韻に爽やかな心地よさも感じさせますね。

2日目になると、香りは昨日よりもやや穏やかながら、ふわりと心地よく鼻孔をくすぐる甘爽やかさ。口に含むとトロリとした飲み口から滑らかに広がる甘旨味。余韻はスッキリとした苦味で、サラリとキレていきます。昨日よりもまろやかになりつつも、ややスローリーなテンポでしっかりと輪郭を感じさせより滑らかさも感じさせます。入梅イワシとアトランティックサーモンのお刺身で頂いていますが、どちらかと言えばサーモンの方がよく合いますね。

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北海道 三千櫻 純米吟醸 九頭竜55 生原酒

アルコール分 : 15度

原材料名 : 米(国産) 米麹(国産米)

精米歩合 : 55%

原料米 : 九頭竜 100%使用

***********************************************************************福井県の奥越地方で栽培されていた九頭竜米を、岐阜県中津川市から北海道上川郡東川町で新たに新設された蔵で醸し出された九頭竜55 生原酒。生原酒らしくフレッシュで程よくコクも感じさせまさに濃醇旨口ながらも爽やかにバランス良く、飲み飽きさせない魅力的な味わいの一本でした。まだまだこれからも楽しみですね。

どうもごちそうさまでした。