青森県 田酒 純米酒70 古城錦 ~スッキリ軽快綺麗な食中酒~

みなさまこんばんは。週の真ん中水曜日いかがお過ごしでしょうか。早いもので本日で6月も終わり、今年も半分が終わってしまいましたね。なんだかんだで今年の半分もコロナで振り回された感じですが、今年も残りの半年を1日1日大切にしたいものです。

さて、そんな6月最後に頂く本日の一本はこちら

「田酒 純米酒70 古城錦」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。田酒は今年の3月に飲んだ桜ラベル以来ですね。さて今回は、昨年に引き続き西田酒造からリリースされた低精米シリーズ。昨年は、美山錦67、秋田酒こまち68、華吹雪69がリリースされ、美山錦67と秋田酒こまち68を頂いていますね。

今年は古城錦70。ラベルは白地に紫色の田酒。まさにこの時期らしく、まるで紫陽花の花色を印象付けるかのようなラベルカラーですね。

白地に紫色の田酒…?

ん?昨年はリリースされた美山錦もそんなんだったような…

 

 

 

 

おおっと!なぜか偶然、昨年の美山錦が家の片隅に転がっていました。せっかくなので、ちょっと見比べてみると

あ~、なるほど。昨年の美山錦67の瓶色は濃緑で昨年で今年の古城錦70はややライトグリーンの瓶になっていますね。使用瓶色は違えど、昨年度同様、白地に紫色の田酒文字ですね。しかしこう見比べると今年のライトグリーンボトルの方が瓶色が薄い為か鮮やかに見えますね。

さて、そんな昨年のボトルとの見比べもし終えたところで、さっそく今年の田酒古城錦をいただきましょう。

グラスを回すとフワリと華やかに香る極甘メロンのよう。口に含むとややトロリとした飲み口から、滑らかに広がる甘旨味。余韻はスッキリとシャープさのある苦酸味でやや長めにキレていきます。ふくよかさに滑らかさにやや水っぽさのありつつ低精米ながらも軽やかで、余韻はシャープ。香り華やか、味わい滑らか、余韻スッキリシャープにややアルコール感。2~3杯飲み進めると、温度が上がってきた為か、香りはややリンゴチックになりトロリとした滑らかさに余韻の複雑味も感じさせます。う~んこりゃ面白いですね。軽快さと余韻のアルコール感がアンビバレンツながらも惹き付ける味わいですね。

2日目になると香りはややツンとした薬品ぽさにほんのり青リンゴっぽさ。口に含むとややトロッとした飲み口から滑らかで、まろやかにふくよかに広がる甘旨味。余韻はスッキリとした苦辛酸味でキレていきます。立ち香の薬品ぽさが気になるものの昨日よりもまろやかにスッキリと軽快に、頂けます。軽快だけどもやはり水っぽさと余韻のアルコール感が出てくる感じですね。

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田酒 純米酒70 古城錦

アルコール分:17度

原材料名 : 米(国産)米こうじ(国産米)

精米歩合 : 70%

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田酒純米酒70古城錦。初日は香り、味わい、キレともにメリハリがありましたが、2日目になると全体的に落ち着きまろやかになり、さっぱりと綺麗な食中酒のような印象を持たせてくれました。価格も1400円と定番の特別純米よりもお求めやすい価格がいいですね。

どうもごちそうさまでした。