福島県 楽器正宗 純米吟醸 混醸 愛山 ~ ミルキーに甘く交わりつつ~

みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしでしょうか。早いもので今年もあっという間に半年が過ぎ去っていきましたね。なかなか梅雨らしい天気が続き、太陽が恋しくなりますね。

さて、そんな太陽が恋しくなる本日の一本はこちら

楽器正宗 混醸 愛山です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。久々の楽器正宗ですね。楽器正宗を醸す大木代吉本店のお酒は今年の2月に頂いた自然郷の大吟醸以来ですね。

楽器正宗は一昨年あたりからハイコスパな日本酒として脚光を浴びたブランド。ちょっとした居酒屋さんなどでは置いておきたい一本かもしれません。

さて、今回頂く一本は、楽器正宗の混醸 愛山。掛米に播州愛山、麹米に山田錦を使用し、米の魅力を引き出すため複数の品種を使用し混醸法で醸した一本です。昨年8月には播州愛山と播州山田の混醸を頂いていましたね。ちなみに昨年の播州愛山×播州山田の掛米と麹米歩合は

愛山82%に山田錦18%。今回頂く播州愛山は83%。ほんの僅か1%がありますね。(昨年の播州愛山も83%だったのかな?)

なんて些末な違いを気にしつつ今年の楽器正宗 愛山 混醸、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと、ほんのり爽やかなミルキーさのあるストロベリーっぽさ。口に含むと、ややトロリとした飲み口から滑らかにやや上下に広がりのある甘旨味。余韻はスッキリとした苦辛酸味で、程よくキレていきます。まったりとした味わいの広がりのテンポがスローリーに優しい深さを感じさせます。余韻に若干の硬さがある感じ。2~3杯ほど飲み進めると甘味がけっこう強めに感じさせますね。飲み口はスッキリとしているもやや強めな甘味が主張し、その甘味を微弱でラムネのような酸味が爽やかにフォローする感じ。食中酒にするよりは食前か食後酒かな。

2日目になると、香りは練乳のようなミルキーさやピーチのような甘爽やかさ。口に含むと、ややトロリとした飲み口から爽やかな酸味をベースに滑らかな甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で若干の硬さを感じさせ、程よくキレていきます。2~3杯飲み進めていくと、甘味をメインにしたジューシーさでグイグイと飲ませてくれます。温度が上がると、余韻にややアルコール感を咽奥に感じさせます。

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福島県 楽器正宗 混醸 愛山

特定名称 : 純米吟醸

原料米 : 播州愛山 83%

原材料名 : 米(国産)、米麹(国産米)

精米歩合 : 60%

アルコール分 : 15度

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楽器正宗 混醸 愛山、初日はやや甘味が強く感じられたものの、2日目になるとキラキラとした爽やかな酸味を感じさせ滑らかでフラットなバランスの良いジューシーさを感じさせてくれました。愛山米100%ではない、より魅力を引き出し醸し出された一本。

どうもごちそうさまでした。