愛知県 敷嶋 一歩目 特別純米 無濾過生原酒 ~今後期待の大型新人~

みなさまこんばんは。三連休前の週末金曜日いかがお過ごしでしょうか。この三連休明けからようやくまん防の全面解除となりますね。今年に入ってからは冬場という時期も相まってか21時以降は本当に人通りが少なかったですね。これから気温も徐々に暖かくなり来週あたりは桜が綺麗に咲き誇る季節となります。綺麗な桜を見ながら美味しいお酒をゆったりと飲みたいですね。

さて、そんな週末に頂いている一本がこちら

愛知県「敷嶋 1歩目 特別純米 無濾過生原酒」です。こちらは日本酒フリーク内で密かに?話題の一本ですね。敷嶋はこのブログのどこかの記事の中で、ちょっとだけ触れさせていただきました。今回偶然初めて伺った酒屋さんにたまたま陳列されていたので、タイミング良く購入させていただきました。

この敷嶋は愛知県半田市にある酒蔵で2000年に一度廃業したのですが、この蔵の9代目伊東優氏が昨年、祖父の死をきっかけに復活に向けて動き出したものです。蔵元HPに事の詳細が記載されています。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと、爽やかな白桃やりんごのようなニュアンス。口に含むと、ややトロリとした飲み口から微弱でフレッシュな酸味に極めて柔らかく丸みのある甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で軽やかにキレていきます。おーこれは面白い飲み心地ですね。入りは滑らかに中盤からこれでもかというくらいクリアーで柔らかな旨味に後半から甘味が広がり、微弱な酸味と苦味で爽やかさを感じさせつつフェードアウト。含み香はやや柑橘っぽい爽やかさ。爽やかでコクもありバランス感も見事ですね。いやぁ~爽やかな酸味と旨味の溶け具合が本当いいですねぇ。変に甘味が主張してこない感じもGoodですね。どことなく風の森+新政+幻舞のいいとこ取りのような感じも。

2日目になると洋梨にややミルキーな感じ。口に含むと、トロスッキリとした飲み口から爽やかに厚みのあるボディ感。余韻はスッキリさと心地よい辛味のキレ味具合。いやぁ2日目もいいですね。昨日よりもフレッシュさは落ち着き、逆に旨味のボディ感が増してきた感じ。フレッシュな酸味はまだ健在で、ラムネのような爽やかさと甘旨味のバランスが絶妙ですね。

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敷嶋  1歩目 特別純米 無濾過生原酒

原材料名 : 米(国産米)、米麹(国産)

原料米 : 山田錦100%使用

精米歩合 : 60%

アルコール分 : 18%以上19%未満

タンク2本目

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敷嶋一歩目。楽しませてもらいました。無濾過生原酒でALC18%以上にもかかわらず、スイスイと杯が進む一本。決してガツンとくるわけではなく、風の森や新政を思わせるような爽やかな酸味と幻舞や御湖鶴のような甘旨味。私がたまたま出会っていないだけかもしれませんが、あったようでなかった高アル爽やか生原酒。これはちょっと面白く魅力的な味わいですね。(てゆーか個人的にはかなり好みな味わいの部類ですね)敷嶋今後の造りにも注目していきたいですね。

どうもごちそうさまでした。