長野県 御湖鶴 無濾過生原酒 おりがらみ ~朝を見に行って~

みなさまこんばんは。3月の三連休の中日いかがお過ごしでしょうか。この連休私は長野県安曇野松本方面へふらりと出かけてきました。

先日の東北太平洋側の地震や、依然ロシアとウクライナの戦況もままならないような状況ですが、いかんせんじっとしていられない性分なので出かけてきました。

そんな中、安曇野のとあるパン屋さんでみかけたポスター

『旅に出る理由が「朝を見に行く」って新しいでしょ。』

「朝を見に行く」素敵なフレーズですね。安曇野へ向かう際に朝方山梨県の中央道を走っていたら朝焼けの中消えゆく満月と雪をかぶった南アルプス山脈が見事なコントラストを描いていました。また近いうちに朝を見に行きたいものです。

さて、そんな朝を見に行きたい本日の一本はこちら

「御湖鶴 無濾過生原酒 おりがらみ」です。こちらは松本市の酒屋さんで購入してきた一本です。御湖鶴は昨年金紋錦の生酒を頂いていますね。今回は頂くのは御湖鶴スタンダードレンジの純米酒で無濾過生原酒おりがらみです。この御湖鶴は純米蔵として全量純米酒を醸しています。

ラベルはややレトロに諏訪湖越しに日出ずる八ヶ岳と富士山をバックにこれからスタートする朝焼けを印象づけます。

さて、そんな朝焼けを思わせるようなラベルのおりがらみの新酒生酒。純米辛口とのことですが、果たしてどんな味わいでしょうか。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとレモンやグレープフルーツのような爽やかさ。口に含むと、スッキリとした飲み口からフレッシュなガス感にスッと広がる穏やかな旨味。余韻はスッキリと爽やかな酸味でやや短めにパキッとキレていきます。スッキリと爽やかにややミネラル感を感じさせつつも硬さも若干ありつつ程よくドライに纏まっていく様相。おりがらみの割にはそこまで甘旨味を感じさせませんね。

2~3杯飲み進めると滓が絡んでか少し甘味も感じさせつつクリアーな旨味に爽やかな酸味。今宵はカツオのお刺身といただきます。

あ~良いっすね~。カツオの旨味とスッキリと寄り添い、爽やかな酸味で咽奥へ運んでくれます。これカツオ以外にも牛や豚の赤身肉やエスニックな料理と合わせてみても面白そうですね。

最後の方になるとおりがらみの旨味と無濾過生原酒らしいフレッシュさが相まって「旨爽やか~」な味わいに。

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御湖鶴 無濾過生原酒 おりがらみ

アルコール分 16度

原材料名 : 米(国産)、米こうじ(国産米)

精米歩合 : 麹米60% 掛米70%

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今回頂いた御湖鶴のおりがらみ。個人的には辛口という程、ドライさは感じられませんでしたが、甘味が抑えられている分、スッキリとした味わいになっているかと思います。”おりがらみ”と付くとどうしても甘味旨味がジューシーに膨らむ印象ですが、こちらに関しては甘味穏やかに旨味と、フレッシュさとスッキリさが印象的な一本でした。甘味を感じさせるジューシーさはなく、料理を選ばないオールラウンダーな食中酒かと。価格も税込み1320円とお手頃すぎる価格はさすがですね。

どうもごちそうさまでした。