北海道 千歳鶴 純米 吟風 生 ~この味わいのクオリティ~

みなさまこんばんは。早いもので4月に入りすでに一週間が経ちましたね。私の住む地域では少しずつ桜も散りつつ葉桜となってきています。

さて、そんな葉桜になりつつある4月最初の木曜日に頂いている一本はこちら

「千歳鶴 純米酒 吟風 生」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。千歳鶴は初めていただきます。こちらは北海道以外の限定流通商品だそうです。ちょっと前から気になっていた千歳鶴。2016年からこの蔵初となる女性杜氏の市澤知子氏が秘伝の濃厚製法で醸す一本。はたしてどんな味わいか楽しみです。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとヨーグルト+リンゴのような爽やかさ。口に含むと、ややトロリとした飲み口からフレッシュで爽やかなアタックから中盤から余韻にかけて尻上がりに膨らむクリアーな甘旨味。余韻はスッキリとした苦味でやや甘味を残しつつキレていきます。2~3杯ほど飲み進めるとフレッシュな飲み口から滑らかにやや密度感のある甘旨味。余韻はスッキリとした甘苦酸味でキレていきます。程よく広がるボディ感が甘味を主体として、生酒らしいフレッシュで爽やかさを纏合わせつつ最後まで甘味を引きずっていく感じ。この辺は好みが分かれそうですが、そこまで嫌な甘ベタさはないので許容範囲の範疇でしょうかね。

2日目になると香りはややミルキーにリンゴチック。口に含むとややトロリとした飲み口から柔らかくクリアーな甘旨酸味。余韻はスッキリとした苦酸味でやや長めにじんわりとキレていきます。スッキリかつまろやかに纏まってきている感じ。余韻はちょいっと辛さも感じさせるようにピリリとした感じも。昨日よりもだいぶ甘味が落ち着きクリアーな旨味が膨らむ感じでいいですね。

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北海道 千歳鶴 純米酒 吟風 生

原材料名 : 米(国産)、米こうじ(国産米)

精米歩合 : 60%

アルコール分 : 15度

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今回初めて頂いた千歳鶴 吟風の純米生酒。初日は甘味のインパクトがあり2日目以降は甘味も落ち着き生酒らしいフレッシュさを感じさせ純米酒らしい飲み心地の甘旨味にスッとキレる優しい余韻が印象的でした。そしてこのお酒の凄いところはなんと言ってもこのプライス。この味わいで税込1210円はちょっと反則なんじゃないの?このブログでもコスパ酒は色々と取り上げていますが、純米の生酒でこのクオリティはヤバいですね。

どうもごちそうさまでした。