獺祭 島耕作ラベル その味は

2018年12月29日

皆様こんにちは。昨日より世間はお盆に突入しましたね。連休に入られた方も多いのではないでしょうか。

さて、本日は先日発売された獺祭の島耕作ラベルです。

このブログを読まれているかただったら、知っている人も多いのではないかと思いますが、これは山口県岩国市にある旭酒造が先日の西日本豪雨災害の被災者復興支援として発売されたものです。

この獺祭は旭酒造が求める品質基準に届いていないようで、中身がどのクラスの獺祭であるかはわからないことで、一部では「獺祭ガチャ」などと言われ、運が良ければ定価1200円のこの獺祭が、3万円クラスの獺祭の可能性があるとのこと。

私自身最近はほとんど獺祭を飲んでいなかったので、楽しみであると共に中身がわからないわくわく感もあります。では頂きましょう。

実はこの「獺祭 島耕作」を飲む際に「獺祭50」も同時にテイスティングしたのですが、まずこの「獺祭 島耕作」と「獺祭50」のキャップを開封した際から、明らかに「獺祭 島耕作」の方が華やかな香りが漂いました。香りは軽いマスカット系のほんのりお米の香り。

続いて味わいですが、「獺祭50」は甘くまろやかでお米の芳醇な旨味を感じられ、円熟されたまろみを感じられます。一方「獺祭 島耕作」は飲み口は軽やかで口に含むと軽やかな飲み口から軽快な甘味が広がり、コクと旨味が感じられます。苦みなどはほぼ感じられず、逆に引きつけられるような味わいです。もしかして「獺祭 磨き その先へ?いや、磨き2割3分 遠心分離か?」などと想像を巡らせてのんだのですが、正直飲んだことがないのでわかりませんでしたが十分に美味しかったです。

裏ラベル

***********************************************************************純米大吟醸 獺祭 島耕作

アルコール分 16度

原材料名 米(国産)米麹(国産米)

精米歩合 50%

***********************************************************************

このお酒は2018年7月に西日本豪雨時に、酒蔵内で発酵中に、停電の被害を受けたお酒です。
そのお酒は、十分に美味しい、ただ、私達の思う獺祭としての品質基準には届かず、通常の獺祭としては世に出せません。
そのお酒を、できるだけポジティブな形で、西日本豪雨への被害を心配されている皆様の想いに応え、被害を受けた様々な地域のお役に立てるお酒にしたい。
旭酒造のそんな想いに、漫画家の弘兼憲史氏が共感し、弘兼氏の漫画の主人公であり、様々な困難に直面し、それを前向きに乗り越えてきた、島耕作氏を使用し、「獺祭 島耕作」として販売することとなりました。
このお酒については、販売価格である1200円のうち200円をこの度の西日本豪雨で被害を受けた地域への義援金として寄付させていただきます。

獺祭HPより引用

微力ながらこの日本酒や西日本で豪雨被害を受けた地域のお酒を買って飲むことで少しでも復興の一助となればと思うと同時に少しでも早い地域の回復を願うばかりです。