長野県 小布施ワイナリー ソガペールエフィス ヌメロシス 2021 ~タイトでスレンダーに~

みなさまこんばんは。三連休前の夜分いかがお過ごしでしょうか。昨日より”警報級の大雪が!”とメディアから煽られていたのですが、いざ蓋を開けてみると、私の地域では雪交じりの雨といったみぞれのような感じでした。

さて、そんな肩すかしを食らった連休前の夜に頂いている一本がこちら

小布施ワイナリー 「ソガペール エ フィス ヌメロシス 2021」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。このブログでは毎年恒例となっていますね。さすがに今年はもういいかなぁ、なんて思っていたのですが、仕事終わりにふらっと酒屋さんに寄ったら偶然陳列してあったので、今年も飲んでみることにしました。

せっかくなので、昨年のボトルと並べてみます。昨年はマグナムボトルで飲んでいました。

今年はアルコール分が1%減っていますね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとタイトに穏やかなミルキーな香り。口に含むとややトロリとした飲み口から滑らかにスレンダーな甘旨味に繊細な酸味。余韻は軽やかに甘酸味を残しつつ、程よい苦酸味で穏やかにキレていきます。優しく柔らかくかつ軽快にスレンダーなボディ。後半に感じさせる酸味が舌先を刺激し単体ではなく、マリアージュさせる何かを求めているよう。2~3杯程飲み進めると、少し温度が上がったせいか、全体的に繊細で爽やかな酸味を感じさせます。軽快ながらも奥行きの感じさせるジューシーさですね。

今日のアテはいぶりがっこのクリームチーズ和え

あぁ~。こりゃ旨いですね。爽やかなクリームチーズにちょっとスモーキーで歯ごたえの良いいぶりがっこに絶妙にマリアージュします。

昨年末に飲む予定だった新政No.6 S-typeが飲みそびれたまま冷蔵庫に転がっていたので、せっかくの機会なので飲み比べを(ソガと新政の飲み比べは3年前に新政の元旦しぼりとやってますね)。

おぉ~、やはりこう飲み比べると面白いですね。小布施ワイナリーの方がお米の旨味を感じさせ、新政の方は爽やかな酸味を全面に感じさせます。香りは小布施の方が乳酸っぽさを新政の方は柑橘っぽさを感じさせます。新政のNo.6は酒米を表記していませんが、小布施の方は美山錦らしい甘旨味を感じさせます。うーん、やはり新政の方が酸味を主張し軽快で爽やか。小布施の方が旨味を感じさせますね。(もしかしたら。御湖鶴の美山錦なんかと飲み比べても面白いかもしれませんね。御湖鶴の美山錦はまだ飲んでいませんが💦)

2日目になると、香りは穏ほんのりと爽やかなミルキーさ。口に含むとややトロリとした飲み口から繊細なボディの軽薄さに余韻の苦辛さ。続いて新政はスッキリとした飲み口に小布施よりもやや厚みのあるボディ。余韻はスッキリとした軽快な苦味。2~3杯目になると小布施の方が滑らかなボディ感を感じさせ、新政の方は繊細な酸味を感じさせるスッキリとした爽やかさ。

最後の方になると、全体的に繊細な酸味も感じさせ、余韻の小気味よい苦酸味でキュッと味わいを纏めていきます。

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長野県 小布施ワイナリー ソガペール エ フィス ヌメロシス 2021

原材料名 : 米、米麹 2021年収穫 長野県産美山錦100%使用

精米歩合 : 59%

アルコール分 : 15度

内容量 : 750ml 原酒 生酒

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今年も頂いてしまいました小布施ワイナリーのヌメロシス。裏ラベルに書いてある通りに、今年はタイトでスレンダーな印象ですね。精米歩合59%ながらもまるで大吟醸のようにより洗煉されたかのような味わいでした。この味わいはやはり趣味だからこそ入れ込めるものなのでしょうかね。

どうもごちそうさまでした。