茨城県 武勇 特別本醸造 山田錦 ~インフレ時に驚きのコスパ~

みなさまこんばんは。円安が止まらない木曜の夜いかがお過ごしだったでしょうか。いやぁ先ほどのアメリカCPIの結果を受けてドル円147円を突破しましたね。なかなかインフレはピークアウトしませんね。今後の株価下落がより一層心配です。

さて、そんな経済指標や株価状況が気になっている本日の一本はこちら

「武勇 特別本醸造 山田錦 原酒壜火入 小川酵母仕込」です。こちらは、時々行く酒屋さんで購入してきました。

「武勇 特別本醸造 山田錦 原酒壜火入 小川酵母仕込」は2年前の6月に飲んでいますね。その際に飲んだ瓶の表のラベルには2019醸造年度との記載があったのですが今回は年度の記載ではなく、since1958の記載の黒ラベルになっていますね。

参考として2年前の特別本醸造 山田錦↓

裏ラベル

どうでしょう。今年の裏ラベルには醸造アルコールが記載されていますが2年前は記載されていませんね。今年の裏ラベルには麹米55%・掛米65%などが記載されており、多分2年前と同スペックかと思われますが今回も武勇特本山田の火入れということで楽しんでみたいと思います。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと、ほんのりと爽やかなバナナやメロンのよう。口に含むとややトロリとした飲み口から柔らかく軽快な甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で軽快にキレていきます。うーん、軽快な中にも心地よい旨味を感じさせ微弱な酸味で綺麗に流していきます。この微弱な酸味がアル添らしさを上手く隠しているかのようですね。

アテは真鯛のお刺身と頂きます。

いやぁ~真鯛の淡泊な旨味に良く合いますね~。いや、味わい自体は良く合うんですが、この香りがちょっと勿体ないですね。真鯛のお刺身を醤油に付けて口に入れ咀嚼したのち、グラスを口元に近づけるとフワリと果実味溢れる香りが鼻下に広がり、一瞬チグハグな印象を受けつつ、お酒を口に流し込むような感じに。ここまでの香りは無くてもいいのかなぁ、なんて思いました。

2日目になると香りはやや穏やかにうっすらメロンのよう。口に含むとトロスッキリとした飲み口から柔らかく軽快な甘旨味。余韻はスッキリと軽快な苦酸味で程よくキレていきます。お!昨日よりも香り穏やかに酸味抑えめにまろやかなバランス感が出てきましたね。

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武勇 特別本醸造 山田錦 原酒壜火入 小川酵母仕込

原料米 : 兵庫県産山田錦100%使用

原材料名 : 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール

精米歩合 : 麹米55%・掛米65%

アルコール分 : 15度(原酒)

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まぁさすが武勇ですね。香りの善し悪しは置いておいてもこの味わいのバランス感。特にこの山田錦のお米の甘味の出方がいいですね。まるで甘い綿菓子のような甘味。そしてこのアル添っぽさを絶妙に感じさせない技術力と税込み1200円という驚きの価格。この物価上昇のインフレ時に心強い一本ですね。

どうもごちそうさまでした。