秋田県 新政 No.6 A-TYPE 2022 ~年1スピンオフの味わい~

みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域では雨が降ったり止んだりのこの時期らしい天気でした。この週末の日曜日は天気が持たなそうな気がしたので、昨日土曜日は早朝よりお山へ。

久々の三ッ峠山。土曜日の早朝だったらワンチャンちょっといい景色見えるかも、と思い行ってきました。高曇りの空と雲海に挟まれた富士山が綺麗に拝めました。

さて、そんな山登りをしてきた日から頂いている一本がこちら

「新政 No.6 A-TYPE 2022」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。新政は久しぶりですね。この前の6月6日は新政の日ということで、これがリリースされていたようです。この週末は都内の豊洲でイベントが行われており、このA-TYPEがウェルカムドリンクとして提供されていたそうですね。

ここ最近はまったく意識してなかった新政ですが、先日伺った酒屋の店主さんが

「赤いのあるけどいりますか?」と声をかけてくださり、最初は「???」と、まったく意味がわからなかったのですが、「まぁじゃあいただきますわ」と、返答して出てきたものです。ここ数年の新政人気は凄まじいものがありますね。特にNo.6に関してはまず一般販売がないような感じですね。ちなみに今回購入させて頂いたA-TYPEはUTAGEのサイトによると、抽選による年一のスピンオフ商品のようですね。

中々味わえることのできない新政No.6スピンオフA-TYPE。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとマスカットっぽさにやや柑橘系フレーバー。どことなくスイカや青いメロンのようなニュアンスも。口に含むとナチュラルに柔らかな口当たりから繊細にフレッシュで微弱な酸味にトロリとこそばゆく膨らむ甘旨味。余韻はスッキリと爽やかに軽快な苦酸味でサラリとキレていきます。まず一杯目、やはり磨き66%だけあって旨味が膨らんできますね。新政の生酒らしいフレッシュなクリアーさに余韻はうっすら爽やかな柑橘のような木桶感。色は無色透明ながらどことなく薄い黄色をイメージさせます。2~3ほど飲み進めていくと、香りはフワッとメロンのような甘爽やかさに。口に含むと微弱でフレッシュな酸味に滑らかな甘旨味。余韻は穀物感や複雑味まではいかない軽快なコクのようなものも感じさせつつ、スッキリ爽やかかつ軽快にフェードアウト。一杯目よりもフレッシュさは落ち着きつつまったりとして落ち着いてきた印象も持たせます。

2日目になると香りはメロンぽさにミルキーさとうっすら穀物様が入り混じる爽やかさ。口に含むと柔らかな口当たりから滑らかに繊細な甘旨酸味。余韻はスッと軽快な苦酸味で柑橘っぽい爽やかさを伴いつつキレていきます。初日よりも旨味がまるくまろやかになってきた感じですね。フレッシュさを程よく残しつつ旨味ややまろやかに。やはり磨き66%だけあって旨味を柔和に幅を広げてくれますね。その広がった旨味をスッと柑橘っぽさと爽やかに軽微な穀物様を感じさせる酸味が嫌みの無い心地良さで咽奥に流し込んでくれます。

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新政 No.6 A-TYPE

アルコール分 : 13度(原酒)

原材料名 : 米(秋田県産)、米麹(秋田県産米)

精米歩合 : 66%(麹米掛米ともに66%)

原料米名 : 改良信交100%使用(2022年度収穫米)

使用酵母 : きょうかい6号酵

仕込容器 : 木桶(16号・17号・18号)

製造年月 : 2023.6

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今回初めていただきました、新政 No.6 A-TYPE。まぁやはり他の酒よりも突出してますね。この旨味の出方と酸味のバランス感。木桶生酛純米6号酵母生原酒。何年か前に新政のNo.6とソガペの飲み比べをしましたが、やはり新政はこの酸味に重きを置いた爽やかなバランス感。また来年も飲めるかわかりませんが、このお酒を一つのベンチマークにしつつ今後も他のお酒を楽しんでいければと思います。

どうもごちそうままでした。