三重県 而今 純米吟醸 雄町 火入れ ~旨味広がる魅力的な味わい~

みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域では午後から冷たい雨が降り出してきました。近場をちょっと車で流してきたんですが、あまり人出も多くない感じでしたね。

さて、そんな冷たい雨が降っている日曜日の夜に頂いている一本がこちら

「而今 純米吟醸 雄町 火入 2021」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。而今純米吟醸 雄町の火入は昨年一升瓶で頂いていますね。今年は4合瓶でいただきます。而今の雄町火入は5月にリリースされていたのですが、どうにもタイミングが合わず、この時期になってしまいました。(買ったらすぐ飲めばいい話なんですが、なかなかどうしてうまくいきますんね)

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと、スッと凜とした甘爽やかな立ち香。うっすらとパインのようなニュアンスも。口に含むとややトロスッキリとした飲み口から、柔らかな旨味に繊細な酸味、余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。おぉお!?一杯目は意外とスッキリとした印象ですね。まだ少しだけ硬さが残っているのかしら。2~3杯程飲み進めていくと、而今らしい爽やかな酸味が広がりしっとりとしたバランス感のあるジューシーさが広がります。

今夜は、中トロ、真鯛、カンパチ、マグロの赤身の4点盛りで頂きます。

まずは真鯛から。うーん、真鯛の淡泊さが而今の甘旨味に負ける感じかな。続いてカンパチ。お!カンパチ悪くはないですね。カンパチの程よい旨味にマッチしていきますね。次はマグロの赤身。うーん、これも悪くはないんですが、ちょっとアンビバレントな感じでいまいちですね。ラストは中トロ。オっほぉ!いや旨んま!これは良く合いますね~。まさに而今の雄町がこの味わいを狙ったかのような味わいのバランス感ですね。

2日目になると、香りは穏やかに極うっすらとピーチのような爽やかさも。口に含むと、ややトロリとした飲み口からまろやかに広がる甘旨味。余韻はスッキリとした鋭い苦辛味でキレていきます。やはり単体で飲むよりも食中酒として、例えばこの時期だったら新そばや生牡蠣などどうでしょう?

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三重県 而今 純米吟醸 雄町 火入 2021

原材料 : 米(国産) 米麹(国産米)

原料米 : 雄町(100%)

精米歩合 : 50%

アルコール分 : 16%

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而今 純米吟醸 雄町の火入。而今らしさを感じさせつつ魅力的な食中酒として楽しませてもらいました。昨年から生酛造りのお酒も出してきたことで、今後もどのような酒質の味わいになっていくか楽しみですね。

どうもごちそうさまでした。