山口県 東洋美人 別撰 山田錦 ~鑑評会最優秀賞の味わい~

みなさまこんばんは。週末の土曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域では気温25度を超す暑さでした。その暑い2024年のG.Wですが昨日千葉県のちょっと小高い山へ行ってきました。

原生林?の先に太平洋が見え、まるで未開の地を望むような展望でした。普段は山から山への景色を見ることが多いのですが、太平洋の方を臨むことはあまりないので、ちょっと面白い景観を楽しめましたね。

さて、そんなG.Wのみどりの日に頂いている本日の一本がこちら

「東洋美人 別撰 山田錦」です。こちらは程ほどに行く酒屋さんで購入してきました。東洋美人はいつぶりでしょうか?ブログを見返すとおよそ3年半くらい前に醇道一途 愛山を飲んでいますね。

今回頂く別撰 山田錦は令和5年に行われた山口県新酒鑑評会 純米酒の部で最優秀賞を受賞したお酒だそうです。東洋美人はあまり飲まないのですが、酒屋さんで「これラスト一本ですよ(笑)」なんて言われたがためについつい手に取ってしまいました(笑)

どんな味わいか楽しみですが、あまり肩肘張らずにいただきましょう。

グラスを回すと香りは穏やか。ややうっすらと嫌みのないバナナっぽさ。口に含むとややトロリと柔らかな口当たりから滑らかに膨らむ甘旨味。余韻はスッキリとした苦味で程よくキレていきます。うーん良い味わいですね。一杯目の第一印象としては旨味滑らかにバランスいいですね。しっかりと旨味膨らみ、ボディの弱さを感じさせない飲み応え。飲み応えがありつつも余韻にかけてのクリアーな心地よさと程よくやや軽やかな苦酸味。単体でもイケなくはないけれども、これはやはり食中酒ですね。

アテはキハダマグロのお刺身と頂きます。

おぅぅ!こりゃ旨いっすねぇ~。若干淡泊さがありつつも滑らかに蕩けるような旨味のキハダマグロにこの東洋美人がググッとキハダマグロの旨味を引き立ててくれますね~。嫌み無くナチュラルに迎合していきますね。こんな感じだとお寿司屋さんのカウンターで〆鯖や赤貝などとも合せてみたくなりますね。

2日目になると香りは穏やかに極うっすらとメロンやバナナのような爽やかさ。口に含むと柔らかな口当たりからまろやかにややクリアーさを伴いながら膨らむ甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。いやぁ2日目もまろやかでバランス良いですね。味わいの片鱗にどことなく艶やかささえも感じさせてくれます。

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東洋美人 別撰 山田錦

原材料名 : 米(国産)、米麹(国産米)

原料米: 萩産山田錦100%使用

アルコール分 : 15度

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まぁ綺麗に纏まったお酒ですね。個人的に好みな味わいとはかけ離れてはいますがデイリーな食中酒としては十分すぎる味わいかと。さすが山口県の鑑評会で最優秀賞を受賞しただけありますね。そしてこんなにも魅力的なお酒がなぜ定価1200円という価格でリリースしたのか不思議でなりませんね。需要喚起の特別奉仕なのかわかりませんが、もしまだどこかの酒屋さんで残っていたら手に取ってみても良い一本かなと思います。

どうもごちそうさまでした。