奈良県 風の森 TYPE6 6号への敬意 2022 ~フレッシュ6号違いを楽しんで~

みなさまこんばんは。週末の土曜日いかがお過ごしだったでしょうか。今日から大型連休の始まりですね。私は1日2日と仕事がある為、今週末は通常の週末となりました。私の住む地域は朝からやや風があったのですが、天気もよかったので東丹沢にある大山三峰山に行ってきました。

道の駅清川に車を止め、そこから不動尻に向かい三峰山へ登り煤ヶ谷へ抜け下って行ったのですが、まぁ体力の衰えを感じさせてくれましたね。累積標高差700m程だったのですが休憩含め4時間近くも掛かってしまいました。

標高はさほど高くなくあまり眺望も望めない山すが、ガレ場、鎖場、やせ尾根など変化に富んだ山であり夏山シーズンに向けての良い足慣らしになりました。

 

さて本日の一本はこちら

「風の森 TYPE6 6号酵母への敬意」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。リーチンを眺めながらどれにしようかな、と考えていると店主さんから「風の森で白麹で醸したTYPE6というお酒が…」とお話されてきて「は~また風の森は変わったの出してきたのねぇ」と軽く聞き流していただのですが、なんとなく会話の流れで先週開けた25周年のものと同時に買うことになった一本です。

こちら新政の6号酵母で白麹を使用して醸したお酒だそうです。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとふわりとうっすら白桃のような心地よさ。口に含むとフレッシュに微弱な酸味が広がり余韻はスッキリと爽やかな苦酸味で程よくキレていきます。風の森らしいやや強めなガス感に中程度に膨らむ旨味と余韻の柔やかな苦味のキレ。ガス感がバチバチ来るほどではないものの、やはり風の森、一杯目はとにかくフレッシュさが全面に出てくる様相。2~3杯程飲み進めていくとフレッシュな酸味の中にやや滑らかな甘旨味を感じさせてくれます。余韻は白麹っぽい爽やかなニュアンスも。

せっかくなので亜麻猫と飲み比べ

まぁ見た目から違いますよね。ちょっと比較する対象を間違えたかな。やはり亜麻猫の方が火入れの生酛木桶だけあってまったくニュアンスの違う味わいですね。端的に言うならば、風の森はフレッシュに爽やか。亜麻猫は木桶感のあるトロミ具合。ちなみに、今回頂いている亜麻猫は新政きっての酸味・辛口酒だそうです。

亜麻猫がちょっと不本意だったので、先週開けたソガのマグナムがまだ残っていたため6号酵母のトリプルで。

あ~こりゃ面白いですね。味わいの違いが如実に感じられます。風の森がややライトでソガがミドル、新政がややヘビーな具合。やはりソガと風の森は生酒の同じ6号酵母だけけっこう近しいニュアンスですが、やはりこのソガの生酛の深みある爽やかさとは違いますね。

2日目になると香りは穏やかにほんのりとした爽やかさ。口に含むとややトロリとした飲み口から柔らかに広がる甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味でやや長めにキレていきます。昨日よりもフレッシュな酸味はだいぶ落ち着いた感じですね。柔らかにまろやかな甘味が程よく広がります。亜麻猫の方は香り穏やかにうっすら柑橘っぽさ。口に含むとトロリとした飲み口からクリアーにコクを感じさせる旨味から余韻はスッキリとした爽やかさの中に感じさせる木桶感の渋味に苦酸味。違いが出ますね~。

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「風の森 TYPE6 6号酵母への敬意 2022 真中採り 白麹使用」

奈良酒 純米酒 無濾過無加水生酒

酵母 : 6号酵母

米 : 奈良県産秋津穂

仕込水 : 超硬水葛城山系深層地下水

原材料名 : 米(国産)米麹(国産米) 奈良県産 秋津穂100%使用

アルコール分 : 14度

精米歩合 : 66%

2022BY 冬仕込タンク5009

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風の森 ALPHA6 楽しませてもらいました。まぁとにかくフレッシュに飲み心地良くバランス感のある味わいですね。これとは別に菩提酛で醸したものもリリースされていたそうで、そちらも気になるところです。風の森今後もどんなチャレンジを魅せてくれるか楽しみですね。

どうもごちそうさまでした。