愛知県 敷嶋 出羽燦々 特別純米 ~摩訶不思議な余韻を楽しんで~

みなさまこんばんは。ゴールデンウィークみどりの日。いかがお過ごしだったでしょうか。私は昨日、天気も良かったのでフラッと静岡県の三島、沼津方面へドライブに行ってきました。

三島と云えば鰻!実際は沼津市の方で頂いたのですが、鰻の身が柔らかくふっくらとして繊細な味わいでしたね~。

さてそんな鰻を頂いてきた翌日に頂いている一本がこちら

「敷嶋 出羽燦々 特別純米」です。こちらは比較的近くにある酒屋さんで購入してきました。今年から取引を始めたのでしょうか。まさか近所で敷嶋が買えるとは思ってなかったのでちょっと驚きでした。

敷嶋は昨年の10月に「敷嶋 うすにごり」を頂いていますね。前回のうすにごりも火入れだったのですが今回も火入れの一本。出羽燦々と云えば山形県の酒造好適米ですが、代表の伊東さんが以前修行していた山田他県の鯉川酒造さんとのご縁がありこの酒米で醸したそうです。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとやや穏やかに柑橘っぽさにバターやミルキーっぽさが入り混じるような感じ。口に含むとややトロスッキリとした飲み口からクリアーに広がるミネラル感ある甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で長めにキレていきます。お!やはり敷嶋いいですね。火入れながらややミネラル感ある爽やかさからブレのないしっかりとした旨味。いやぁ~美味しいですね。含み香にどことなくうっすら柑橘っぽい爽やかさも。

アテは〆鯖と頂きます。

あ~旨いっすね。〆鯖の酸味ある旨味に敷嶋のクリアーな旨味がナチュラルに寄り添い下支えするような味わい。少し〆鯖が大味な感じに対し敷嶋は繊細な感じ。う~ん〆鯖よりも真鯛いや、焼き鳥ぼんじりの塩味かなぁ、こりゃけっこう色々な料理とのペアリングを楽しめそうな味わいですね。

2日目になると香りはややクセのあるツンとした香り。エステルよりもややアルコール感の方が強い感じ。花でいうと木蓮?かなぁ。口に含むとスッと柔らかな口当たりから、ややまろやかに広がる甘旨味。余韻はやや誇張するかのような苦辛酸味でスッキリとキレていきます。いやぁこりゃちょっと独特な味わいを醸してくれますね。2~3杯飲み進めていくと、スッキリとクリアーな味わいの中にバランスの良い塩梅。余韻に掛けて不思議な酸味が心地よくナチュラルに広がって行く様相。何だろこれ?俺の舌がおかしいのかな?どことなく塩味のような塩っぽさのある苦酸味。いやぁ面白い味わいですね~。

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敷嶋 出羽燦々 特別純米 R4BY

原材料名 : 米(国産)、米麹 (国産米)

原料米 : 出羽燦々 100%使用

精米歩合 : 60%

アルコール分 : 16%

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久々に頂いた敷嶋。やはり美味しいですね。今回は出羽燦々の火入れを頂いたのですが、まさにアテ選びを楽しみたくなるような味わい。クリアーにミネラリーな旨味とバランス感で爽やかさのある余韻のキレの良さ。フラッと訪れた地方の居酒屋さんなんかでこんな日本酒がしれっとオーダーリストに入っていたりするとついつい嬉しくなっちゃうような銘柄ですね。2日目以降の味わいで感じた中では、常温放置で半年~1年くらい寝かせてみても面白そうな味わいかと思わせてくれました。

どうもごちそうさまでした。