石川県 宗玄 しぼりたて生原酒 ~能登銘酒、それは味の芸術品~

みなさまこんばんは。成人の日の月曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域はこの週末穏やかに晴れ渡っていました。私は午前中、比較的近くの小高い山へ体を動かしに行ってきました。

澄んだ空気の下、小高い山の上から眺める青い空と眼の前に広がる景色たちが、慌ただしい日常を忘れさせてくれます。

さて、そんな週末に頂いている一本はこちら

「宗玄 しぼりたて生原酒」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。宗玄は3年程前に石川門を飲んでいますね。まぁ言わずもがな今年は年明け早々に能登半島で甚大な大規模地震が起きてしまいました。もうとにかくこれ以上被害が大きくならないことを願うばかりですが、そんな中この宗玄酒造さんですがなんとか従業員全員無事だったそうです。

とにかく無事で何よりです。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと甘爽やか。極うっすら青リンゴ+カカオのようなニュアンスも。口に含むとトロリとした飲み口から濃醇な甘旨味。余韻はスッキリとしたビターさで程よくキレていきます。おぉ~濃醇に甘深くもしぼりたてらしい爽やかさも感じさせます。濃ゆいね。さすが原酒19度。しかしこの濃醇な旨味がしぼりたてらしい爽やかさと一体となって杯を進ませてくれます。

2日目になると香りは甘爽やかにややカラメルチック。口に含むとトロスッとした口当たりからまろやかに柔らかく膨らむ甘旨味。余韻はスッと程よい苦辛味でキレていきます。いやぁまるでビターなチョコレートのよう。奥底に芯がありつつ甘深く爽やかに心地の良い余韻。濃醇にてクリアーな味わい深さを感じさせてくれます。

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宗玄 「しぼりたて生原酒」

原材料名 : 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール

精米歩合 : 65%

アルコール分 : 19度

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能登杜氏が、北陸能登の寒夜において、最高の醸造技術を傾注し、精魂込めて醸し上げた酒です。

以前、羽咋市から輪島市の総持寺祖院までおよそ70kmほど走る大会があり、それに参加するため能登を訪れたことがあったのですが、まさかこんなことが起きるとは夢にも思ってもいませんでした。

この宗玄の生原酒を飲んでいると、なぜあの土地でこのようなお酒が醸されるようになったのか、少しだけこのお酒の味わいの意味がわかるような気がします。ニュースでも日々報道されているように凄惨な状況が続いていますが、とにかく一歩でも復興目指して進んでいってもらいたいと思います。

どうもごちそうさまでした。