福井県 ESHIKOTO 永 ことしえ 純米 ~永平寺の里山に思いを馳せて~

みなさまこんばんは。週末の日曜日、いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域ではやや曇りがちではあったものの青空も見え4月頃の陽気の暖かさでした。

さて、そんな暖かな陽気の彼岸入りに頂いている本日の一本はこちら

「ESHIKOTO 永 ことしえ 純米」 です。こちらは先月金沢へ行く途中に立ち寄った福井県永平寺にあるESHIKOTOで購入した一本です。

一昨年2022年6月福井県永平寺にオープンした黒龍の観光施設ESHIKOTO。ちょっと気になっていたので伺ってみました。

モダンでシックな佇まいはまるで都心の六本木や麻布あたりなんかで現れてもおかしくないような雰囲気を醸し出してくれます。

ローカルなロケーションとのミスマッチングがまたその存在感をかき立たせてくれます。

今回頂くのはESHIKOTOシリーズで一番スタンダードモデルの「永 とこしえ 純米」です。

これは瓶の蓋ですが、ガラスで出来ているようで蓋を開けると、瓶に当たり「パキン」と小気味良いガラス音が響きますね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと、スッと穏やかに凜とした爽やかなメロンのような香り。口に含むとややトロリとした飲み口から滑らかに広がる甘旨味。余韻はスッとキレの良い苦辛味でフェードアウト。いやぁやはり黒龍。滑らかにバランスの良い旨味広がりますね。純米らしくお米の旨味広がりながらも余韻にかけて、ややコクも感じさせつつ甘美なキレの良さはさすがですね。しっかりとした骨格をもちつつもスキの無い味わい。上質な純米酒といった具合でしょうか。

アテはシロサバフグのタタキと富山県産のホタルイカとで頂きます。

まずはシロサバフグから

うーーん!こりゃ旨いっすね!何だろ?この弾力のある歯ごたえにやや淡泊ながらもしっかりとした旨味。いやぁ、まるで鶏のささみのような味わい。このソロサバフグのたたきにこのことしえ、良く合いますね!

続いて富山県産のホタルイカ。自家製の酢味噌と和えて頂きます。

いや、うんまいね!この新鮮なホタルイカにも良く合いますね。

********************************************************

ESHIKOTO 永 純米

原材料名 : 米(国産)米麹、(国産米)

使用米 : 福井県産五百万石100%

精米歩合 : 65%

アルコール分 :15.5度

********************************************************

2日目は香り穏やかに口に含むと柔らかくもまろやかにクリアーな旨味膨らみ余韻はややキリッとした苦辛味でキレていきます。昨日よりも柔らかみが増してきた感じで、クリアーに柔らかい深みを楽しませてくれます。

やはり同蔵の九頭龍 純米とは製法などが違ったりするのでしょうかね。

せっかくなのでESHIKOTOに行った後に黒龍の蔵元にも行ってきました。

昨日、北陸新幹線が敦賀まで延伸開業し、同時に北陸応援割も始まりました。割引如何にせよ現地に行かずとも出来ることはきっとあるかと思います。今度の金曜日土曜日には日本橋の兜町で「石川・富山の地酒市」が開催されます。お時間が遭えば足を運んでみてはいかがでしょうか。

どうもごちそうさまでした。