長野県 山三 純米吟醸 山恵錦・ひとごこち 無濾過原酒 ~夏のアッサンブラージュ~

みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域は終日曇りがちな天気で今はシトシトと小ぶりな雨が降っていますね。

さて、そんな日曜の夜に頂いている本日の一本はこちら

「山三 純米吟醸 山恵錦・ひとごこち 無濾過原酒」です。ラベルには生酒印があるので、スペック的には無濾過生原酒って感じですかね。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。パッと見で非常にリーズナブルだったのでついつい手を取ってしまいました。

こちらは山恵錦とひとごこちの原酒を50%ずつアッサンブラージュした一本。山三は昨年の9月に初雪を頂いていますね。昨年よりちょっと勢いのある新進気鋭蔵ですが、業界の内情にはあまり詳しくないようで、なんでも無名の酒屋さんには相手にしないらしく、主に十四代を取り扱っている酒屋さんを中心に営業したのとの話も。(実際にはどうかわかりませんが…)そんな中で個人的には静岡県伊東市にある今井商店さんがここの特約店として取引を始めたのが興味深かったりもします(笑)

さて、そんな山三。今回はアッサンブラージュの夏生酒という分類になるのでしょうかね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとスッとラムネやシトラスのような爽やかさ。口に含むと、ややトロリとした飲み口から柔らかくややトロ味のある甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味でキレていきます。へぇーこんな感じね!一杯目はフレッシュさを感じさせつつ、ミネラリーに原酒の旨味も出してくる感じ。そしてその原酒の旨味も山恵錦とひとごこちのブレンドらしく良い意味で統一感なく面白い味わい。決してバランスが悪いわけではくなく、違うお米同士が共鳴し合うようなニュアンス。ひとごこちの旨味が全面にきて山恵錦の旨味が下支えしているかのよう。

アテはイサキのお刺身と頂きます。

あぁ~いいね!やや淡泊ながらもしっかりと旨味を感じさせるイサキに、この山三が良く合いますね!若干甘味が前に出ている感じはあるものの、このアッサンブラージュの旨味と良くマッチしますね。

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山三 純米吟醸 山恵錦・ひとごこち 五割五分 無濾過原酒 生酒

原材料名 : 米(長野県産)、米麹(長野県産米)

原料米 : 山恵錦      長野県東御市八重原産50%                                                   ひとごこち 長野県東御市八重原産50%

精米歩合 : 55%

アルコール分15度

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山三 夏のアッサンブラージュ楽しませてもらいました。端的な印象としては、「澤屋まつもと」と「風の森」を足して2で割ったかような印象ですね。ライトな軽薄さやドライにキレキッレな夏酒ではなく生酒らしい爽やかさと程よい甘味ある飲み応えを感じさせつつ、ブレンドによる複雑さを楽しませてくれる一本かと。

どうもごちそうさまでした。