富山県 勝駒 純米酒 ~丁寧で小さな手造り酒やの酒~
みなさまこんばんは。少しだけ暑さが和らいだかんじがする今日この頃いかがお過ごしでしょうか。先日山梨県の上野原市あたりをドライブしていたら、無人販売所でサツマイモが販売していたり、道ばたに栗が落ちていたりとしていました。秋の味覚もすぐそこまできていますね。
さて、本日の一本
富山県 清都酒造場 「勝駒 純米酒」です。
この日本酒はたまに行く酒屋さんで偶然購入できた一本です。勝駒が家で飲めるなんて思ってもいなかったので驚きでした。
前々からどんな味わいなのかな、とは気にはなっていたのですが、ここに来て飲めることが出来て本当に良かったです。
表ラベル右側には
小さな手造り酒やですから年に、そう、こっぽり(沢山)とはできません
とあります。
また左側には
造り手、僅か五人で、こつこつと一心に醸っています。これまでも、そうでした。これからも、そうです。年に少量。でも、量産では出せないうまさを醸り続け、守ってゆきたい(「真の贅沢を知る酒」ーそう評価して下さった方がいました)。誇りを持ってー「わたし達は、富山の小さな手造り酒やです」。
とあり、その左下に小さく
お米って、仕込むと、とてもフルーティーな香りがするんですよ。その時期、蔵の中は、うっとりすような香りに満ちるのです。いちど、その芳香をかがせてあげたい。店主よりそんな思いを込めてお届けします。
とあります。
ラベルからも期待を高まらせてくれますね。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すとうっすら仄かにマスカットのような香り。口に含むとややトロスッキリとした飲み口から優しいお米の旨味と綿菓子のような繊細な甘味を纏わらせつつ余韻に程よい苦みでスッキリキレます。
最近トレンド?のような甘酸ジューシーな味わいとは一線を画すやや古風な味わい。本当に個人的な勝手な印象ですが、青森県「田酒 特別純米」の火入れが2回だった時のような印象を持ちました。綿菓子のように感じる甘味は「美酒の設計」や「村祐 常盤」に近い感じも。「美酒の設計」ほど甘旨みは強くなく、「村祐 常盤」ほど和三盆チックな甘さはなく、穏やかな味わいの中に感じられる丁寧な造りのバランスの良さが光る感じです。
あ~良い食中酒ですね。丁寧な手造り感がひしひしと感じられます。優しいお米の旨味が水のようにスッキリとしつつも、しっかりとコクのある旨味を感じさせてくれます。
もしこの日本酒に何か食べ合わせるかとしたら、ブリや真鯛、ノドグロなんかの煮付けと合わせたいと思いました。
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アルコール分 16度
原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)
精米歩合 50%
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普段なかなか味わえることのない富山の銘酒「勝駒」。次いつ巡り会えるかわかりませんが、また飲める日を楽しみにしたいと思います。
どうもごちそうさまでした。
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