福島県奈良萬純米生酒中垂れ　～純米表記だけど味わいは純吟～

2020年4月16日

みなさまこんばんは。4月もあっという間に半月が経過致しましたが、いかがお過ごしでしょうか。私は日を追うごとにコロナウイルスに関する情報や対応にあたふたしております。

さて、そんなあたふたしている日にいただく一本はこちら

「福島県夢心酒造奈良萬純米生酒無濾過生原酒中垂れ」です。

奈良萬は昨年12月に純米のおりがらみを頂いていますね。今回は純米の中垂れです。これは時々行く酒屋さんで購入してきました。なんとなく晩酌酒でお手頃な旨い酒は…と考えていたら、これにいきつきました。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと、マスクメロンや青いバナナ、なんとなく瓜っぽいニュアンスの香り。口に含むとややトロリとした飲み口の中にプチプチと弾ける微弱でフレッシュな酸味から純米酒らしい程よく感じられるお米の甘旨味。余韻にややドライ感ある苦酸味を感じさせつつスッキリとフェードアウト。微弱でフレッシュな酸味と純米らしく程よいボディ感のある甘旨味と余韻のキレの良さ。味わいのバランスもよく含み香にバナナのようなやや甘めな香りのニュアンスを感じられドライな辛さを緩和させるような感じですね。

２日目になると、香りは蒸れたバナナや青リンゴやライチのような香り。口に含むとややトロスッキリとした飲み口からまろやかに広がる甘旨味。余韻にくっきりとした苦酸味。含み香にブドウやザクロのようなニュアンスも。まだプチプチとした爽やかな酸味も健在ですね。スッキリしつつもまろやかな甘旨味とくっきりとした苦酸味が印象的でスイスイとイケます。

もしこの日本酒に何か食べ合わせるかとしたら、旨味の乗ったトロやサーモンなんかがいいかな。