三重県 而今 特別純米 にごりざけ生 2023 ~やはり而今のにごり~

みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域では雲一つ無い青空が広がっていました。

気づけば師走。今年も1年を切りました。

さて、そんな12月の始まりの週末に頂いている一本はこちら

「而今 特別純米 にごりざけ生 」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。而今のにごりざけは昨年も飲んでいますね。年々入手困難になりつつある而今のにごりざけ。もうね、抽選で当たらない限りは居酒屋さん専用のお酒といってもいいようなレベルじゃないかと。

而今は今年からラベルがリニューアルしスマートかつスタイリッシュな感じになりましたね。

では、さっそくいただきましょう。

キャップをキュッと開けると

「シュワシュワシュワ!!!」

と瓶内発酵ガスが押し上げられてきます。

ここで慌てふためず、再度キャップを閉めガスを落ち着かせます。もう一度空気を入れ、再度キャップを閉め数秒おいてから開栓します。

ややシュワシュワ感が残りつつもガス感が落ち着いたところで頂きます。

グラスを回すと蒸れたお米の香りの中にピーチや青リンゴのような爽やかさが入り混じるよう。口に含むと繊細な口当たりから滑らかに透き通るような甘旨酸味のフレッシュさ。余韻はスッと雲が晴れるかのような鋭さ伴う爽やかさ。一杯目から絹のように滑らかな繊細さ伴うをジューシーさ。いやぁ、さすがですね。フレッシュな酸味から甘過ぎずドライ過ぎず絶妙なバランス感を伴う味わい。ジューシーな味わいの中シルキーに旨味膨らむ飲み心地と爽やかさ伴う抜群のキレ感。

アテはサメガレイのお刺身と頂きます。

おっほぉ♫こりゃ旨いっすね~。初めて頂いたサメガレイのお刺身ですが、ややコリコリとした食感から淡泊ながらも、じわーっと上品な旨味膨らんできますね。このサメガレイに而今のにごりざけを流し込むと、一瞬で口の中で溶け合いナチュラルに消えていく様相。いやぁこりゃ参りましたわ。

2日目になると柔らかく繊細な口当たりからスッと膨らむ旨味に余韻はやや強めな苦酸味でキレていきます。ちょっと苦味が出てきてる感じ。瓶底に溜まった滓を攪拌していただくと、ジューシーかつシルキーでややミルキーな甘旨酸味が口の中で繊細にバランス良く広がっていきます。

「あぁ~、やっぱこれが而今のにごりだわぁ」

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三重県 而今 特別純米 にごりざけ生 2023

原材料 : 米(国産)、米麹(国産米)

原料米 : 五百万石(66%)、山田錦(34%) (使用割合)

精米歩合 : 60%

アルコール分 : 15.5%

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今年も頂きました而今のにごりざけ生、やっぱ旨いっすね。これこうやってブログを書きながら飲んでいるので、ある程度キープしながらいけるのですが、多分何も考えないでいたら普通に4合瓶空くヤバさですね。(何気に精米歩合も昨年よりも0.5%ながら抑えていますね)

過去に囚われず 未来に囚われず 今をただ精一杯生きる

良い言葉ですね。余談ですが、先日山口県の長州酒造の藤岡杜氏が退職しましたね。このコロナ渦であっという間に日本酒のスターダムにのし上がってきましたが、ここに来て突然の退職。昨年天美の新酒のにごり酒を飲んだ時にどうも造りに悩ましさがあるように感じてはいたのですが、やはりこういった結末になってしまいましたか。酒米違いの純米大吟醸シリーズを出したあたりから、ちょっとやり過ぎなんじゃないかなとも思っていたのですが残念でしたね。あれだけ設備投資した長州酒造は今後どうなってしまうのでしょうか。また退職された藤岡杜氏も日本酒業界に残れるのか(そこはまた「あの藤岡杜氏〇〇蔵でリスタート!」なんて持ち上げれば何とでもなるのかな?)些末な酒飲みですが今後もチビチビと見守っていこうと思います。

どうもごちそうさまでした。