三重県 酒屋八兵衛 しぼりたて純米酒 ~一晩の安らぎを~

みなさまこんばんは。週の真ん中水曜日いかがお過ごしだったでしょうか。師走もスタートし慌ただしい日々を過ごされている方も多いかと思われます。

さて、そんな師走の上旬に頂いている本日の一本はこちら

「酒屋八兵衛 しぼりたて純米酒」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。酒屋八兵衛は久しぶりですね。前回は2020年の10月に頂いているのでおよそ3年ぶりです。個人的には好印象の酒屋八兵衛。今回は新酒の純米酒です。

ではさっそくいただきましょう。

グラスを回すと仄かにミルキーっぽさに青リンゴのような爽やかさ入り混じるよう。口に含むとややトロリとした飲み口からやや硬さを感じさせる甘旨味。余韻はスッキリとした苦味でやや軽快に程よくキレていきます。素直にスッキリとバランスいいですね。一杯目だからかやや硬さを感じさせるも、このバランスの良い飲み心地はいいですね。含み香の青リンゴのような爽やかさもまた良い印象を持たせてくれます。2~3杯飲み進めていくと、若干爽やかな酸味も顔を出してきます。派手さはないもののゆっくりとじっくり味わいたくなる感じです。

アテはイナダのお刺身と頂きます。

あぁ、いいすね!やや弾力がありぷりっと旨味の乗ったイナダのこの八兵衛を流し込むと、ナチュラルに邪魔をすることなく咽奥へと運んでくれます。まさに新酒純米酒の実直な食中酒らしい味わい。新酒の爽やかさと純米酒の旨味がバランス良く表出されており、このイナダとハーモニーを奏でてくれます。イナダ以外にも和洋中幅広く楽しめそうですね。

2日目になると香りは穏やか。極うっすら青リンゴのような爽やかさも。口に含むとトロリとした飲み口からまろやかに膨らむ甘旨味。余韻はスッキリとした苦味で程よくキレていきます。いやぁ、この丸みを帯びトロリとした旨味がたまりませんね。この旨味の出方は好きですね。新酒生酒2日目だと味わいに苦味が増したり、ブレ幅がでるものもあったりするのですが、この酒屋八兵衛はより柔らかくまろやかな旨味を感じさせてくれます。

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酒屋八兵衛 しぼりたて純米酒

原材料名 : 米(国産)、米麹(国産米)

精米歩合 : 55%(麹米) 60%(掛米)

製造時期 : 2023.11

杜氏 : 元坂彰太

アルコール分 : 15度

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グラス一杯の煌めきよりも一晩の安らぎを

以前のコンセプトが「グラス一杯の驚きよりも一晩の安らぎを」だったのですが「驚き」が「煌めき」に変わっていましたね。しかし依然このバランスの良さはいいですね。コンセプトらしい安らぎを与えてくれる味わい。年末に向けてせわしない日々が続くこともあろうかと思いますが、時にはこのようなお酒と共に安らぎを得られる穏やかな時を過ごしたいものですね。

どうもごちそうさまでした。