島根県 天穏 齋香荒 サケル R5BY ~自然醸造の偶発的産物~

みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域は日中やや蒸し暑い感じでした。まだまだ新緑目映い季節ですが、ふらっと訪れた神社ではもうすでに紫陽花が咲いていました。

目の覚めるような鮮やかな青さが美しかったです。

さて、そんな蒸し暑い日に頂いている本日の一本はこちらです。

島根県 天穏 齋香荒 サケル です。こちらはほどほどに行く酒屋さんで購入してきました。天穏は久しぶりですね。ちょっと前にあった試飲会で飲んでみてちょっと面白かったのでチョイスしてみました。天穏は昨年天雲を飲んでいますね。今回頂く齋香荒は8度という突出した酸味が特徴で、まるでナチュールワインのようとのこと。(造りなどの詳細は蔵元HPへ)

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとやや穏やかな香りの中にうっすら蜂蜜や柑橘っぽい爽やかさ。口に含むとややスッと入る口当たりから刺激のある酸味のアタックから柔らかに膨らむクリアーな旨味。余韻はスッと爽やかに強めな酸味でキレていきます。まず一杯目。まぁ強烈な酸味ですね。ちょっと日本酒とは別物のようですね。熾烈な酸味が味わいを支配しているかのよう。しかし、この酸味は面白いですね。この熾烈な酸味のシーリングの中にしっかりとクリアーな旨味を感じさせ余韻はまるでグレープフルーツを頬張ったかのような爽やかさ。端的に言えば纏まりのあるやや酸味強めな飲み物的な感じ。この酸味とクリアーな旨味のバランスはいいですね~。2~3杯ほど飲み進めていくと余韻にかけて滑らかなトロみさえも感じさせてくれます。

アテは〆鯖と頂きます。

うーん!いやいやいや(笑)こりゃあうんまいね~♫〆鯖の旨味と酸味にこの齋香荒が良く合いますね~。これちょっとしたお寿司屋さんで出された〆鯖と合わしたら即ノックアウトされそうですね~(笑)

2日目になると香りはライチや葡萄、仄かに柑橘のような爽やかさ。口に含むとややトロリとした飲み口から柔らかく滑らかかつクリアーに膨らむ旨味に、やや刺激を感じさせる酸味。余韻はスッとグレフルのような爽やかさを思わせてくれます。最後の方になると酸味も穏やかになりまろやかなエキス感さえも感じさせてくれます。

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天穏 齋香荒 サケル

原材料名 : 米(国産)、米こうじ(国産米)

原料米 : 島根県産佐香錦100%

精米歩合 : 50%

アルコール分 : 16%

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齋香荒いいですね~。今日みたいに蒸し暑い日にキュッと飲みたくなる味わい。個人的には尖った酸味とクリアな旨味を楽しめましたが、飲む人によっちゃ「こんな酸っぱい酒飲めたのんじゃねぇ!」って突っ返してくることもあるかも。(今回購入した酒屋さんからの話だと、実際ある飲食店さんからクレーム?だかで返品もあったそうな)まぁこのお酒は日本酒という概念を振り払って飲んでみることと、舞美人のような酸を楽しめる人や、日本酒の新たな扉をこじ開けたい人は是非。

どうもごちそうさまでした。