福島県 大七 熟成にごり ~酒は大七 うまさは第一~

みなさまこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。日に日に寒さが増してきている感じですね。

さて本日の一本はこちら

福島県 大七 熟成生酛です。こちらはそこそこ行く酒屋さんで購入してきました。大七はこのブログでは初めてですかね。大七は今年、岳温泉に行った際に飲んで改めて美味しいと感じさせられたお酒です。ブログには記載しなかったのですが、ちょっと前に大七のスタンダード純米生酛を頂き今回はこの熟成にごりを頂きたいと思います。

では、さっそくいただきましょう。

香りはスッキリメロンのような爽やかさ。口に含むとややトロリとした飲み口からプチプチとした微発泡感に滑らかで艶やかさを感じさせる甘旨味。余韻に生酛らしさを感じさせスッキリと軽快にキレていきます。いやぁ、こりゃ凄いっすね。参りました。久々に驚かされる味わいに出会いました。トロッとしたエキス感に爽やかな酸味に艶やで滑らかさとクリアーさを感じさせる味わい。え!?これが熟成なの!?と疑問を持たざるを得ない味わい。うーん!爽やか極上メロン!スッキリと爽やかなのに非常に滑らか。やはりこれが磨き69%の超扁平精米の味わいなのでしょうか。

2日目になると香りは爽やかメロンに若干のアルコール感。滓を混ぜるとトロスッキリとした爽やかな飲み口に繊細でシルキーな味わい。まろやかな旨味から余韻にスッキリとした苦酸味をやや長めに感じさせフェードアウト。

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大七 熟成 にごり

原材料名 : 米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール

アルコール分:14度

精米歩合 : 69%  超扁平精米

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この生酛の熟成具合はどこかで感じたことがあるな、と思ったら、昨年飲んだ「新政のタンジェリン」を思い出しました。しかしこの生酛×本醸造×熟成×にごり×超扁平精米。こんな味わいはやはり、この大七でしか出せないのではないでしょうか。

どうもごちそうさまでした。

 

 

 

おまけ

 

にごり酒3本。最後のにごりのところを飲み比べ。

廣戸川はスッキリクリーミー、宗玄はトロトロややドロドロで酸味がたつこってり感じ。大七はスッキリ爽やかややこってり乳酸系飲料。この中では廣戸川が一番ライトかな。クセなく一般的に広く勧められ誰でも美味しいと感じるにごり酒。宗玄はこの中では一番濃いにごり。こってりとしたにごり酒が好きな人向け。大七はとにかく旨いにごり酒が飲みたい人向け。こう飲み比べると違いが如実にわかって面白いですね。