神奈川県 黒笹 純米吟醸 生原酒 ~ネオクラシックな味わい~

みなさまこんばんは。週の真ん中水曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域では朝夕は涼しくも、日中は30度近い気温でした。この時期でこの気温だと今年の夏も思いやれますね。

さて、そんな水曜日の夜に頂いている一本がこちら

「黒笹 Eden 純米吟醸 生原酒」です。こちらは極まれに行く酒屋さんで購入してきました。こちらは神奈川県の秦野市にある金井酒造店のお酒ですね。数年前からM&Aなどでちょいちょい動きがあった金井酒造店。昨年からはジェントルゆうすけ氏が会長となり新たなスタートを切ったようですね。

今回頂くのは初回ロット限定の生原酒です。どんな味わいか楽しみですね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとうっすら青リンゴのような芳しさ。口に含むとややトロリとした飲み口から滑らかに膨らむ甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。まず、一杯目。バランスいいですね。生原酒らしい飲み応え感もありつつ滑らかなエキス感がバランス良く広がり、余韻にかけて微弱な酸味と共にキレゆく苦味。ちょっとキレ感は弱く旨味がやや残る感じもあるかな。

半分くらい飲み進めると酸味も程よく広がり、飲み応えのあるジューシーさが膨らんできますね。爽やかなジューシーさというよりも低重心なジューシーさって言うのかな。旨味を感じさせる飲み心地の良さですね。

アテは松川カレイのお刺身と頂きます。

うーん、ちょっと当たり負けする感じかなぁ。松川カレイの繊細でやや淡泊な旨味じゃちょっと物足りない感じだぁね。ちょっと納得がいかないので、偶然冷蔵庫にあった黒毛和牛のモモカルビと頂きます。

うーん!いやぁこりゃ旨いね!黒毛和牛のカルビと良く合いますね♫

2日目になると香りは穏やかに、極うっすらとメロンのような爽やかさ。口に含むとややトロリとした飲み口から柔らかくまろやかに膨らむ甘旨味。余韻はスッキリとした苦味で程よくキレていきます。2日目も飲み心地良いですね!爽やかな酸味を残しつつも、まろやかに旨味膨らみ余韻のキレも良く苦味酸味辛味がテンポ良く感じさせてくれます。

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黒笹 Eden 純米吟醸 生原酒

原材料名 : 米(国産)、米麹(国産米)

精米歩合 : 55%

原料米 : 契約栽培兵庫県産山田錦

使用酵母 : 協会18号

使用水 : 表丹沢伏流水

アルコール分 : 15度

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やはり水なのかな。まぁまさに秦野盆地的な味わいですね。クラシックな面影をどことなく残しつつも今風の飲み心地の良い味わいに仕上げてるかのような味わい。黒毛和牛とのペアリングが良かったので、表丹沢らしく鹿ジビエ料理なんかともイケそうですね。

神奈川県唯一の盆地で湧水群のある名水のまち秦野。その雄大な表丹沢を望む土地で明治元年から続く金井酒造店。新しい酒蔵の形を見据え、先人たちから受け継がれたまちの地下水を活かし「地域創世」をテーマに再挑戦が始まりました。地元神奈川で長く愛される「白笹鼓」のネクストブランドとしてリリースされた「黒笹」。変わらないものを繋げ、新しきを楽しむ酒を目指し、ネオクラシックな黒笹の世界をお楽しみください。

今週末の土日で金井酒造店では蔵開きフェスを開催するようですね。

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丹沢山塊にはぼちぼちヒルが出始める頃ですが、鍋割山や塔ノ岳など表丹沢の山行後に秦野盆地の美味しい地酒を楽しむのもまた一興かと。

どうもごちそうさまでした。