岐阜県 竹雀 純米おりがらみ生 2019BY ~スッキリバランスの良いおりがらみ~

みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域では相変わらず梅雨らしいどんよりとした梅雨空が広がっていました。夕方頃には雨が止み、久々にWork Outに8kmほどジョグをしてきました。やはりジョギングは梅雨×コロナの陰鬱な状況において良いマインドセットになりますね。

さて、そんなマインドセットに合わせた本日の一本はこちら

岐阜県 「大塚酒造 竹雀 純米おりがらみ生」 です。

この日本酒は時々行く酒屋さんで購入してきました。竹雀は時々SNSなどで見かけていたのですが、今回はタイミング良くおりがらみの生酒が店頭にあったので購入してみました。

この竹雀は六代目の杜氏 大塚清一郎氏が、三重県の「酒屋八平衛」で修行し立ち上げたブランドだそうです。「酒屋八兵衛」は今年の年明けに頂いていましたね。

前回いただいた「天隠 純米大吟醸」もそうでしたが、お初銘柄はやはり初恋のようにドキドキワクワクしますね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと香りはややスパイシーに青リンゴやスイカ、青瓜のような香り。口に含むと、ややスッキリとした飲み口からフレッシュで微弱な酸味。スッキリ爽やかに広がる甘旨味。余韻はややドライな苦辛酸味を伴いチリチリ感を感じさせスッキリと長めにキレていきます。

おー、これはいいですね。初日なのでやや硬さもあるように感じますが、2~3杯のみ進めると、スッキリとした中にうすにごりの生酒らしいお米の旨味も感じられ、飲み心地よく盃が進みます。敢えて言うならば甘過ぎずドライ過ぎずバランスのとれたジューシーな味わい。これはハマる人はハマる味わいかと。お米の旨味と余韻の辛さが絶妙な味わいですね。

2日目になると、香りはリンゴやメロンのような香り。口に含むとトロスッキリとした飲み口からお米の甘旨味がスッキリバランス良く広がります。余韻は軽微な苦辛味でスッキリとキレていきます。スッキリ爽やかな中に奥行きのある味わいを感じさせます。

最後の方になると、うすにごりチックな感じに

スッキリした中にメロンや梨、瑞々しいスイカのような味わいが印象的になったりもします。

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岐阜県 大塚酒造 竹雀 槽搾り 純米おりがらみ 生 2019BY

原材料名 : 米(国産)米麹(国産米)

原料米 : 山田錦(30%) 五百万石 (70%)

精米歩合 : 60%

アルコール分 : 17度以上18度未満

使用酵母 : 7号酵母

日本酒度 : +5

酸度 : 2.0

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今回岐阜県の「竹雀」を初めて頂いたのですが、これはちょっと楽しめる味わいですね。今回は、「純米おりがらみ」をいただいたのですが、甘味よりもややドライ気味に寄せた味わいは甘旨ジューシーに飽きた人にはちょうど良い具合かな。甘味は程よく少なくとも、後半はおりがらみらしいお米の旨味がしっかりと感じられ、ややスッキリとしたテイストの中にこの「純米おりがらみ」は嫌みなく受け入れられる一本かと思いました。

どうもごちそうさまでした。