山口県 金雀 秋上がり ～日を追うごとに魅力増す銘酒～
みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域では日中は雨天でしたが、明日からの週末は天気が回復し行楽日和となるようですね。
行楽日和といえば、先週日曜日の早朝に山梨県の三つ峠山に登ってきました。
前日の雨がスッキリと止み綺麗な富士山と雲海を眺めることができました。
さて、本日の一本はこちら
金雀 秋上がりです。こちらはこのブログでは初登場ですね。ちょっと前に金雀50を頂いていますね。今回は金雀の秋上がりとなります。ラベルはこの季節らしく秋らしい色合いにもみじが描かれていますね。前回飲んだ、金雀50はかなり好印象だったのですが、今回初めて頂く秋上がりはどうでしょうかね。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すと穏やかなパイン香。柑橘っぽさに爽やかなレモンフレーバーが入り交じるよう。口に含むとややスッキリとした飲み口から微発泡感からトロリ滑らかにストーンと落ちていくような甘旨味。余韻はスッキリと軽快かつ爽快にキレていきます。うーん、まさに秋上がり。旨味が何層にも重なりつつあるような奥行きと立体感。穏やかながら爽やかな酸味も舌の上を軽快にほとばしりジューシーさも感じさせます。まさにリッチ＆ジューシー。旨いですねー。やや甘めながらも、スッキリとした味わいに爽やかな酸味と奥行きのある旨味。甘旨酸味に余韻のキレの良さ、どれをとってもバランス良く味わえますね。ちょっと甘味がでてきたかな、と思ったらスッキリさも顔を出し、少し酸味があるかな、とおもったら程よい旨味がカバーしてくるような感じで。こりゃぁ、楽しませてくれますね。明日以降も楽しみです。
２日目になると香りはスッと華やかで爽やかに香るパインのようなスウィーティーさが印象的。口に含むと、ややトロスッキリとした飲み口から微弱な酸味を含ませたやや滑らかな甘旨味。余韻は弱く甘さを残しつつも、やや複雑味を帯びつつスッキリとした苦酸味でややドライにキレていきます。２～３杯飲み進め、温度が上がってくると爽やかな酸味がフレッシュに表出し、甘旨味と合い混じり濃醇ジューシーな味わいに。いやぁ～、こりゃ旨いですね。この酸味の出方は好みですね！この重層的且つ深みのある味わいに乗せてくる爽やかな酸味がなんとも言えませんね。クリアーな甘旨味にフレッシュで爽やかな酸味、若干余韻にケミカルさを感じさせるもこれ本当に開栓２日目の秋酒なの？と、疑いたくなるくらいのフレッシュでジューシーさを感じさせる味わいです。
３日目になると仄かに香るパイン香。昨日よりも香りはだいぶ穏やかになりましたね。口に含むとトロスッキリとした飲み口から爽やかに広がる酸味に軽快な甘旨味。余韻は非常にキレ良くサッと微弱なドライ感を感じさせつつ爽やかな柑橘っぽさも感じさせつつ軽快にキレていきます。３日目も本当にいい味わいですね。昨日よりもクリアーかつジューシーな甘旨酸味でグイグイと盃を進ませます。まさに日を追うごとに、酸味の魅力がぐんぐんと増してくる感じ。一歩間違えると「酸っぱい」と感じさせてしまいそうな絶妙なバランスで仕上げてきてますね。爽やかな酸味にまろやかな旨味が乗り余韻もスッキリ軽快に嫌みなくスイスイと盃が進みます。
４日目になると爽やかさとやや濃厚さが入り交じるようなパイン香。口に含むとトロリとした飲み口から微弱な酸味に濃醇な甘旨味にトロリとしたエキス感。昨日とは一転してまるで貴醸酒！？のような濃醇な甘旨味。いやー、凄いですね。ラベル右に書いてある通り「豊醇な秋上がり」の核心的な部分を感じさせてくれます。この複層的で豊醇な旨味がより奥深さを感じさせ魅了させてくれますね。
５日目になると香りはやや柑橘っぽい香り＋薄らとパイン。口に含むとトロリとした飲み口から、とろけるような濃醇な甘旨味。余韻はスッキリと爽やかに柿を思わせるような含み香を感じさせつつ微弱な苦酸味で軽快にキレていきます。濃醇な甘旨味の中にもクリアーで透き通るような味わいでグイグイと盃を進ませてくれます。これはなんでしょうかね、開栓５日目にしてまるで開栓したてのような爽やかさをも感じさせます。
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山口県 堀江酒場 金雀 秋上がり
アルコール分 : 15度
原材料名 : 米（国産）米麹（国産米）
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この金雀の秋上がりを飲んで、とにかく日を追うごとに魅力が増してくる感じでした。２日目には香りや余韻など昨年飲んだ花陽浴純大美山錦の火入れようなニュアンスで、また３日目には新政のNo.6 R-typeのような程よい飲み心地のある、ジューシーさを思わせてくれ、４日目には先日頂いた田酒の貴醸酒のような甘旨味を感じさせてくれました。なかなか入手困難な金雀ですが、こんな魅惑的な味を知ってしまったら間違いなくリピートしてしまう一本かと思いました。
どうもごちそうさまでした。