新政 No.6 紫舟type 十周年記念Vol.2 ~この貴醸酒スパーク~

みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域では変わらず自粛により営業していないお店が多く見受けられます。以前のような明るい週末の花金が訪れる日は来るのでしょうか。

さて、そんな週末を憂う日に頂いている一本がこちら

秋田県 新政酒造 「新政 No.6 紫舟-type 貴醸酒 スパークリング」です。

こちらは新政 No.6が十周年迎えるにあたってリリースした記念限定酒の第2段です。正直この、新政の記念限定酒には全くと言って気にしておらず、抽選なんてあったの?といったどうしようもないくらいのレベルでした。そんな無意識なペーペーにもかかわらず、今回幸いにも購入する機会に恵まれたので購入してみました。

今回頂くこの紫舟-typeは、貴醸酒ベースの瓶内二次発酵となっている一本ですね。

欲しい人には咽から手が出るほど欲しくなる、とにかく人気がある一本、有名どこの酒販店さんはどこもだいたい抽選販売だったようですね。

さて、そんな大人気の新政 No.6 紫舟-type では、さっそくいただきましょう。

 

香りは爽やかな乳酸っぽさにウッディーな木桶の香り。口に含むとトロシュワッとした飲み口から、爽やかな酸味にクリアーで軽やかながら深を感じさせ滑らかな質感を纏わせつつスッキリと経過な酸味でキレていきます。うん、一杯目はやはりガス感のある酸味が前面にきてますね。シュワトロ、余韻にややウッディーな柑橘っぽさのある抜け香。うーんこりゃさすがですね。ちょっとこの旨味の質感はなかなか味わえないですね。2杯目になるとだいぶ甘味が増してきましたね。フレッシュで爽やかな酸味を残しつつ甘深さを感じさせます。

せっかくなので前菜の酒粕クリームチーズといぶりがっこと京都の玉姫酢で漬けたにんじんときゅうりとフレッシュトマトでいただきます。

あ~、このいぶりがっこに酒粕クリームチーズ旨いっすね。紫舟タイプが嫌みなく、爽やかに味わいの下支えをしてくれる感じで旨くマリアージュさせてくれますね。

 

 

 

 

 

 

おっと、ここで飲んでとくれと言わんばかりの一本が!?

 

 

 

「而今 特別純米 にごりざけ 生 2020BY」です。こちらは昨年の11月にリリースされたもので、およそ半年間寝かせたものになります。

では、せっかくなので軽く飲み比べを

見た目はやはり而今の方がにごりだけあって白く濁っていますね。香りは新政は仄かにウッディーな感じで而今は甘爽やかなお米の香り。口に含むと新政は軽快に爽やかややウッディーに柑橘ぽさ。而今はやはりお米の旨味が広がり、まるで大人のお米ジュースですね。

 

 

 

ちょっと脇道に逸れてしまいました。すみません。

 

さて、新政2日目

2日目になると香りは清涼な木桶感。ややサイダーのような甘爽やかさも。口に含むとトロシュワッとした飲み口からフレッシュで清涼感溢れる酸味に滑らかな甘旨味。余韻はスッキリ軽快な酸味で爽やかにキレていきます。抜け香に木桶と柑橘っぽさが入り混じる魅力的な共演。2日目でもまだそこまで貴醸酒のような甘さはないものの、まるで幼い頃に飲んだ瓶ラムネのような印象も持たせてくれました。

4日目になると柑橘っぽい爽やかさの中にほんのりと木桶感。口に含むとややトロリとした飲み口からプチプチとしたガス感、滑らかで奥行きのあるクリアーな甘旨味。余韻はスッキリと爽やかな酸味に木桶の柑橘っぽさを感じさせキレていきます。開栓から4日経ってもまだガス感が残っていますね。お酒が生き生きとしている感じがひしひしと感じさせますね。

「酒で酒を仕込む」という、いにしえの酒のかたち「貴醸酒」を発泡させた、珍しい甘口スパークタイプの”No.6″です。

***********************************************************************

アルコール分 : 12度

原材料名 : 米(秋田県産)、米麹(秋田県産米)、日本酒(秋田県産米)

精米歩合 : 55%(麹米、掛米ともに55%)

原料米名 : 改良信交100%使用(2020年 秋田市河辺地区 収穫)

使用酵母 : きょうかい6号

醗酵容器 : 木桶仕込み

醸造年度 : 令和2酒造年度

***********************************************************************

先週の土曜日に口開けし、およそ一週間が経ったのですが、瓶底の濁りと時間の経過ががより一層甘味と爽やかな酸味を感じさせ、その風味の衰えを感じさせませんね。これ4合瓶で5000円しなかったのですが、とにかくそれ以上のパフォーマンスを感じざるを得ない味わいでした。

どうもごちそうさまでした。