福島県天宮純米酒～優しくもピリ辛に～

2021年6月2日

みなさまこんばんは。週の真ん中水曜日いかがお過ごしでしょうか。早いものでもう６月に入りましたね。関東もそろそろ梅雨入りするようですかね。

さて、本日の一本はこちら

福島県「花春酒造天宮純米酒夢の香一回火入れ」です。こちらは福島市にある越後屋さんから取り寄せた一本です。ちょっと前から気になっていた花春酒造の天宮。全国でも９店舗のみの取り扱いだそうです。この天宮を醸している花春酒造さんは今年の全国新酒鑑評会にて金賞を受賞した地力のある酒蔵でもあります。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとメロンやバナナ、ラフランスのような甘爽やかな香り。口に含むとややトロリとした飲み口から滑らかかつ穏やかに広がる甘旨味。余韻はすっきりとした苦辛味でキレていきます。いやぁ、いいですね～。トロリとした口当たりからスローリーなテンポで広がり、余韻はスッキリとシャープに一点ビッと感じさせる刺激的なインパクト。いわゆる「辛口」な余韻なんだけれども、この辛口な余韻は優しくもあり刺激的で情熱的な印象を持たせます。ん～、情熱的ピリ辛(笑)優しく滑からで芳醇な味わいにスッキリとした柔らかい余韻の辛味。含み香はメロンやラフランスのような甘爽やかさ。ん～上品な旨味ですね。純米酒らしくやや太めな旨味ながら滑らかでいて、余韻のシャープなピリ辛なキレ。こりゃ魅力的な味わいですね。

２日目になると香りは穏やかながらメロンやバナナのようなニュアンス。口に含むとややトロリとした飲み口から柔らかく優しく広がる甘旨味。余韻はスッキリと軽快辛さでキレていきます。まろやかに味わいの膨らみ方がソフトで丁寧ですね。若干軽やかな酸味を感じさせつつ、余韻のピリ辛さ。昨日よりもだいぶ弱くなってきたもののまさにしっかりとスッキリと〆る具合ですね。