三重県 而今 純米大吟醸 NABARI 2020 ～優しさ溢れる一本～
みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域では日中曇りがちであまりスッキリとしない天気でしたが、夕方ジョギングに行こう玄関を開けた際に、雲間から夕焼けに傾きかけた光が目の前に差し込み優しい日の光の暖かさを感じました。
さて、そんな日の光の優しさを感じた日に頂く一本はこちら
三重県 「而今 純米大吟醸 NABARI 2020」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。このブログでは而今はちょこちょこ飲んでいるのですが、このNABARIはお初ですね。前回の十四代吟撰と同様、NABARIは而今の中では価格と味わいがどうでしょうな位置づけでしょうか。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すとうっすらと仄かながらマスカットのような爽やかさを感じさせる立ち香。口に含むと柔らかな飲み口から優しく微弱な酸味に滑らかながら程よく張りのある甘旨味。余韻はスッキリとした苦辛酸味を緩く引きずりながキレていきます。少し余韻の苦酸味が立つ印象で、どことなく辛さもしっかりと際立たせている感じですかね。２～３杯程飲み進めていくと、ちょっと甘味と酸味が顔を出し、しっかりと安定感のあるバランスの良い味わいを感じさせます。若干ドライな印象を持たせるも山田錦の旨味と、程よい爽やかな酸味がクリアーに一体となり溶け込んでいきます。
２日目になると香りは穏やか。極々うっすらお米の香り。口に含むと極めて柔らかく優しい口あたりから、滑らかかつシルキーに広がる甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味でサラリとフェードアウト。いやぁ、優しさ満天ですね。柔らかく滑らかで旨味のきめ細やかなシルキーさを感じさせ、余韻も優しくキレていきます。含み香りに巨峰のような甘爽やかな心地よさも感じさせます。
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而今 純米大吟醸 NABARI 2020
原材料名 : 米(国産)米麹(国産米)
原料米 : 名張市産山田錦(100%)
精米歩合 : 40%
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いやぁ、さすが而今NABARIですね。初日はやはりやや硬さを感じさせたのですが、２日になると優しくシルキーできめ細やかなお米の旨味を感じさせます。まさにエレガントさに上品さと気品を兼ね備えつつ優しさあふれる一本ですね。やはりこういったお酒は、コスパなどを考えずに素直に純粋にその時を楽しむお酒かと思いました。箱入りなのでギフトやお祝い事にも良さそうですね。
どうもごちそうさまでした。