三重県 而今 千本錦 火入 2020 ~上品に繊細な味わいを~

みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域ではやや曇りがちで午後からは雨が降ってきました。今日は10月31日、衆議院選挙の日でしたね。地域の投票所に行かれた方もいるのではないでしょうか。

さて、そんな10月最後の日に頂いている一本はこちら

而今 純米吟醸 千本錦 火入 2020 です。こちらは昨年も頂いている一本ですね。昨年はなぜか12月に飲んでますね。今回は7月リリースの千本錦をおよそ3ヶ月ほど寝かせた10月末に頂きます。

昨年はほどほどに穏やかな印象でしたが、今年はどうでしょうかね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスをまわすと穏やかながらラムネやミントのような爽やかさ。口に含むと、ややトロリとした飲み口から微弱な酸味にやや硬さのある甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味でキレていきます。リリースからおよそ3ヶ月ほど寝かせましたが、やはり1杯目はやや硬さの残る印象。微弱な酸味に滑らかな甘旨味にやや硬さが残り余韻はややドライさも。2~3杯目になると、香りは桃や蒸れたリンゴのような甘爽やかさにスッキリとしつつもややジューシーな味わいに。

今日はアテにイトヨリのお刺身と頂いています。

「んほぉおぉ!こりゃうんま!」

イトヨリのやや淡泊ながらも旨味のある味わいに、而今千本錦のバランスの良い甘旨酸味が絶妙にマッチします。いやぁ旨い。この組み合わせはかなり好みですね!

2日目になると、香りは穏やかにうっすらとした甘爽やかさ。口に含むとややトロリとした飲み口からまろやかかつバランスよく広がる甘旨酸味。余韻はスッキリとした程よい苦酸味でキレていきます。あぁ~2日目いいですね。やや甘味を感じさせるも、おしとやかな酸味が上品にバランスを整えている感じですね。甘味酸味爽やかにナチュラルにキレていく様相。ん~やはり上品で繊細な味わいですね。これは是非ちょっといいお寿司やさんや割烹料亭なんかで飲みたくなりますね。

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而今 純米吟醸 千本錦 火入 2020

原材料 : 米(国産) 米麹(国産米)

原料米 : 千本錦(100%)

精米歩合 : 55%

アルコール分 : 16%

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2年前の而今千本錦2018の記事を見返すと、「鯛や白身魚のお刺身と頂きたい~」なんて書いてありますが、やはりそこら辺の嗜好は変わりませんね。(むしろ千本錦の味わいも大きくぶれてはいないってことかな)

明日から11月。今年も残すところ後2ヶ月ですね。今週は鳳凰美田の新酒を飲んでいたのですが、来月からは新酒、にごり酒のリリースのオンパレードになりますね。今年は毎年楽しみにしていた「黒龍 垂れ口 本醸造 生酒」のリリースはないそうなのでちょっと残念ですが、飲みすぎない程度に来月も色々と楽しみたいと思います。

どうもごちそうさまでした。