熊本県 花の香 産土(うぶすな) 2021 山田錦 ~花の香NEWブランド~

みなさまこんばんは。今年も残すところ後、一週間と1日となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。年末になると何かとやることが多いですが、できることを無理なく終わらせていきたいところです。

さて、本日の一本はこちら

「 産土 2021 山田錦」 です。こちらは熊本県の花の香酒造が新たに立ち上げたブランドです。花の香は以前飲んだことがあったのですが、このブログでは初ですね。

この産土、購入した店舗から頂いたチラシによると

熊本9号酵母の独特の香り、酒本来が持つ甘みを、土地の仕込み水が宿した「とろみ」のテクスチャーがバランスよく響き合わせることで、和水町(なごみまち)の自然そのままを表現。

菌や微生物が醸し出すフレッシュ感が、旨味を弾けさせシャープに仕上げたキレのある酒。

とのこと。(なんでも噂では全国13店舗限定?とか)

個人的にはこのお酒に関してはほとんど知らなくて、先週くらいにSNSで見かけ「こんなお酒あるんだぁね」くらいに思っていたのですが、先日訪れた酒屋さんで見かけ「お、これかぁ」なんて、思って見ていたら偶然居合わせた女性客に「これ人気で美味しいみたいですね」と声を掛けられ、「あ、そうなんですか」と話が始まり、その場の雰囲気で購入する流れとなりました。

店員さんに勧められた訳でも無く、自身の強い意志で購入した訳でもない偶然居合わせた一般客からの会話で購入した産土。果たしてどのような味わいなのでしょうか。

では、さっそくいただきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、上蓋を外すと、勢いよく「ポン!!」と蓋が弾け飛びました。手のひらで押さえながら開けたので無事に手のひらに収まりましたが、抑えずに開けたらけっこうな勢いで飛んでいましたね。

さて、気を直して頂きます。

グラスを回すとラムネと柑橘っぽさが入り混じったような爽やかな香り。口に含むとややトロリとした飲み口からフレッシュな酸味にややミルキーさのるある甘旨味。余韻はサッと短めにキレていきます。うーんミネラリーでジューシーですね。生酛らしい旨味が心地の良い酸味都と共に流れていきます。フレッシュな酸味と甘旨味が絶妙ですね。この甘旨味は、どことなくソガペを思わせる印象。ちょっとガス感ある酸味が強いもののこのミルキーさのある甘旨味は魅力的ですね。

2日目になるとややミルキーな香りにウリやスイカのような爽やかさ。口に含むとスッキリとした飲み口から爽やかなガス感ある酸味にミルキーな甘旨味。余韻はスッキリと軽快な苦酸味でスッとキレていきます。バランスの良い甘旨酸味に余韻のメローな苦酸味がいいですね~。いやぁこりゃ気合いが違いますね。かなり気合いが入ってますね。爽やかな酸味を主体としつつもミルキーで、クリアーな心地よい甘旨味。そんな中でも余韻はスッキリとクッと纏めていきます。やはりソガペなんかも意識したりしてるのかな?

3日目になると香りはうっすらとミルキーさや柑橘っぽさが入り混じった爽やかさ。口に含むと、ややトロリとした飲み口からフレッシュで微弱な酸味にミルキーな甘旨味。余韻はスッとキレていく心地よさ。3日目もまだフレッシュな酸味は健在ですね。最後の方になると、生酛乳酸チックな旨味が薄濁りのメロウなとろみとなって魅惑的でエキゾチックな味わいを感じさせますね。

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熊本県 花の香酒造 産土 2021 山田錦

原材料 : 米(熊本県菊池川流域産)、米麹(熊本県菊池川流域産米)

アルコール分 : 13度

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産土旨いですね~。これはまったくノーマークでした。この産土の甘旨味はソガペのヌメロアンと飲み比べてみたくなりました。この産土に関しては来年の2月17日に「産土 2021 穂増」といった熊本在来種で仕込んだお酒がリリースされるようですね。

 

ラベルデザインも魅力的でオシャレですし、今後ちょっと注目したいですね。

どうもごちそうさまでした。