三重県 而今 純米吟醸 朝日 2020 ~新たな一面を~

2022年2月11日

みなさまこんばんは。新年明けましておめでとうございます。さて始まりましたね2022年。今年の年明けはいかがお過ごしだったでしょうか。私は両親のいる実家でのんびりとしていました。

さてそんな新年一発目に頂いている一本はこちら

「而今 純米吟醸 朝日 2020」 です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。

而今の朝日は昨年8月に2019を飲んでいますね。今回は昨年の7月にリリースされた2020。昨年8月に飲んだ2019は1年ほど寝かしたのですが、今回は半年ほどおいて開栓。

而今の朝日は而今の中でも甘味が際立つ印象だったのですが、今年はどうでしょうか。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと白桃のような繊細な甘爽やかさ。口に含むとややトロリとした飲み口から密度のある甘味に滑らかな旨味。余韻はスッキリとした甘苦酸味でキレていきます。1杯目はとにかく甘味のインパクトがありますね。甘味旨味がスッと突出している感じ。この突出した甘旨味がどことなくキャッチーさというか不思議な甘い果実を頬張っているかのような感覚に。余韻まで引きずられる甘味がややくどいかな。2杯目になると、ややスッキリさもでてきつつ、一杯目よりも甘旨味が落ち着き、スッキリとスマートにややエレガントな表情を見せつつチャーミングな甘味が心地よく広がり、余韻はスッキリとした苦味で程よくキレていきます。少し温度があがると爽やかな酸味も感じさせ、甘旨酸味の絶妙なハーモニーを奏でてくれますね。

2日目はお出かけの為飲めず。

3日目になると香りは仄かにピーチやパッションフルーツのよう。口に含むとややトロスッキリといした飲み口からスッとクリアーかつ繊細に広がる甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で若干甘ベタさを感じさせつつもスッと軽やかにキレていきます。おぉ~、3日目は初日よりも甘味が落ち着き良いバランス感が出てきましたね。この甘味は朝日米の特徴なのかな、ちょっと貴醸酒っぽいニュアンスの甘味。どことなく新政の陽乃鳥のような甘味を連想させられました。含み香は甘味の強いフルーツキャンディにミルキーっぽさ。

4日目はお出かけの為飲めず。

5日目になると甘爽やかな中にほんの少し柑橘っぽい香りも。口に含むとややトロスッキリとした飲み口からクッと広がる甘旨味に微弱な酸味と程よい苦味でやや長めにキレていきます。しっとりとした落ち着いたバランスの中にややインパクトのある甘味。余韻の酸味にやや柑橘っぽさを感じさせ、甘スッキリとしたイメージ。やはりどことなく新政の陽乃鳥のような甘味っぽさがあるような、ないような。これに酸味が加わればけっこう近しい感じになるのかな。

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而今 純米吟醸 朝日 2020

原材料名 : 米(国産)米麹(国産米)

原料米 : 朝日米(100%)

精米歩合 : 50%

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新年一発目に頂いた而今の朝日。大晦日に開栓し日を置きながら飲んでいたのですが、やはりこの甘爽やかさは、また而今の新たな一面を魅せてくれる魅力的な味わいでした。

どうもごちそうさまでした。